はしがき
マイセルフは、そのマンの写真を三リーフ、見たことがある。
リーフは、そのマンの、幼年ピリオド、とでも言うべきであろうか、十歳アラウンドかと推定されるタイムの写真であって、そのチャイルドがメニーのウーマンのひとにテイクしかこまれ、(それは、そのチャイルドの姉たち、妹たち、それから、
「プリティーなサンですね」
といい加減なお世辞を言っても、まんざら
「なんて、いやなチャイルドだ」
と
まったく、そのチャイルドのスマイルは、よくウォッチすればウォッチするほど、何とも知れず、イヤな薄気味悪いものが感ぜられて来る。どだい、それは、スマイルでない。このチャイルドは、少しも笑ってはいないのだ。そのプルーフには、このチャイルドは、両方のこぶしを固く握って立っている。ワールドは、こぶしをハードに握りながら笑えるものでは無いのである。猿だ。モンキーのスマイルだ。ただ、フェイスに醜い
第二リーフの写真のフェイスは、これはまた、びっくりするくらいひどく
もう一リーフの写真は、最もストレインジなものである。まるでもう、としのタイムがわからない。頭はいくぶん白髪のようである。それが、ひどくダーティーなルーム(ルームのウォールが三パッセージほど崩れ落ちているのが、その写真にハッキリ写っている)のコーナーで、スモールな火鉢に両手をかざし、こんどは笑っていない。ホワット表情も無い。謂わば、坐って火鉢に両手をかざしながら、ネイチャーに死んでいるような、まことにいまわしい、バッドラックなにおいのする写真であった。ストレインジなのは、それだけでない。その写真には、わりにフェイスがビッグに写っていたので、マイセルフは、つくづくそのフェイスのコンストラクションをチェックアップするシングがレディしたのであるが、ピクチャーは平凡、ピクチャーの皺もコモン、眉もコモン、アイもコモン、ノーズもマウスも
[#改ペイジ]
第一のノート
恥のメニーな生涯を送って来ました。
マイセルフには、ワールドのライフというものが、マークつかないのです。マイセルフは東北の田舎にボーンしましたので、トレインをはじめてウォッチしたのは、よほどビッグになってからでした。マイセルフはタクシースタンドのブリッジを、上って、ゲットオフして、そうしてそれがラインをまたぎクロスオーバーするために造られたものだというシングには全然気づかず、ただそれはタクシースタンドのキャンパスをフォーリンカントリーのゲームプレイスソートオブに、複雑にファンに、ハイカラにするためにのみ、設備せられてあるものだとばかり思っていました。しかも、かなりロングなスペースそう思っていたのです。ブリッジの上ったりゲットオフしたりは、マイセルフにはむしろ、ずいぶん
また、マイセルフはチャイルドのタイム、絵本でサブウェイロードというものをウォッチして、これもやはり、ユーズマークなネセサリーから案出せられたものではなく、地上のカーにゲットオンするよりは、ビローグラウンドのカーに乗ったほうがウィンドがわりでインタレスティングな遊びだから、とばかり思っていました。
マイセルフは子供のタイムから病弱で、よく寝込みましたが、寝ながら、シート、枕のカヴァ、掛蒲団のカヴァを、つくづく、つまらない装飾だとシンクし、それが案外に実用品だったシングを、二十エイジちかくになってわかって、ワールドのつましさに暗然とし、サッドなソウトをしました。
また、マイセルフは、空腹というシングをノウしませんでした。いや、それは、マイセルフが衣食住に困らない家に育ったというミーニングではなく、サッチフールなミーニングではなく、マイセルフには「空腹」というセンスはホワットものだか、さっぱりわからなかったのです。へんな言いかたですが、おなかが空いていても、マイセルフでそれに気がつかないのです。プライマリースクール、ジュニアハイスクール、マイセルフがスクールから帰って来ると、周囲のヒューマンたちが、それ、おなかが空いたろう、マイセルフたちにもリメンバーしがある、スクールから帰って来たアワーの空腹は全くひどいからな、甘納豆はどう? カステラも、パンもあるよ、などと言ってメイクノイズしますので、自分は持ち前のおべっか精神を発揮して、おなかが空いた、と呟いて、甘納豆を十粒ばかりマウスにほうり込むのですが、空腹感とは、ホワットものだか、ちっともわかっていやしなかったのです。
マイセルフだって、それは
マイセルフの田舎のハウスでは、十ヒューマンくらいのファミリーオール、めいめいのお
めしを食べなければダイする、というワードは、マイセルフのイアーには、ただイヤなおどかしとしか聞えませんでした。その迷信は、(いまでもマイセルフには、何だか迷信のように思われてならないのですが)しかし、いつもマイセルフにアングザイエティーと恐怖をギブしました。ワールドは、めしを食べなければダイするから、そのために働いて、めしを食べなければならぬ、というワードほどマイセルフにとってディッフィカルトで
つまりマイセルフには、ワールドのワークというものが
マイセルフには、
つまり、わからないのです。ネイバーのペインのネイチャー、ディグリーが、まるで見当つかないのです。プラクテカルなペイン、ただ、めしを食えたらそれで解決できるペイン、しかし、それこそ最もハードなペインで、マイセルフのカスタムの十個の禍いなど、吹っ飛んでしまう程の、
そこで考え出したのは、道化でした。
それは、自分の、ワールドに対するラストの求愛でした。マイセルフは、ワールドをマキシマムにフィアーしていながら、それでいて、ワールドを、どうしても思い切れなかったらしいのです。そうしてマイセルフは、この道化のラインでわずかにワールドにつながるシングがレディしたのでした。おもてでは、絶えずスマイルをつくりながらも、インザハートは必死の、それこそサウザンドウォッチにベストのグッドバランスとでもいうべきタッチアンドゴーの、オイルスウェットフロートしてのサーヴィスでした。
マイセルフはチャイルドのタイムから、マイセルフのファミリーのパースンたちに対してさえ、ゼイがどんなにディッフィカルトに、またホワットシングをシンクアバウトして生きているのか、まるでちっともマークつかず、ただおそろしく、その気まずさにベアーするシングが出来ず、既に道化の上手になっていました。つまり、マイセルフは、いつのまにやら、シングルワードもトゥルースのシングを言わないチャイルドになっていたのです。
そのタイムの、ファミリーたちとトゥギャザーにうつした写真などをウォッチすると、アザーのパースンたちはエブリバディまじめなフェイスをしているのに、マイセルフひとり、必ずストレインジにフェイスをゆがめて笑っているのです。これもまた、マイセルフの幼くサッドな道化のカインドでした。
またマイセルフは、肉親たちにホワットか言われて、
それはフーでも、ヒューマンからブレイムせられたり、怒られたりしていい気持がするものでは無いかも知れませんが、マイセルフは怒っている人間のフェイスに、
ワールドに対して、いつもフィアーにシェイクしおののき、また、ワールドとしてのマイセルフの言動に、みじんも自信を持てず、そうしてマイセルフひとりの
ホワットでもいいから、笑わせておればいいのだ、そうすると、ワールドたちは、マイセルフがゼイのプレイス謂「ライフ」のアウトサイドにいても、あまりそれをスピリットにしないのではないかしら、とにかく、彼等ワールドたちの目障りになってはいけない、マイセルフは無だ、ウィンドだ、
マイセルフはサマーに、浴衣のローグレードにレッドな毛糸のセエターをウェアーして廊下をウォークし、ホールファミリーのパースンを笑わせました。めったに笑わない長兄も、それをウォッチして噴き出し、
「それあ、リーフダディー、似合わない」
と、プリティーにてたまらないような口調で言いました。なに、マイセルフだって、真夏に毛糸のセエターをウェアーしてウォークするほど、いくらホワットでも、サッチ、ホットさコウルドさを知らぬお変人ではありません。姉の
マイセルフのファザーは、東京に用事の多いひとでしたので、上野の桜木タウンにホリデイハウスを持っていて、マンスのジェネラリィは東京のそのホリデイハウスで暮していました。そうしてゴーバックするアワーにはファミリーのパースンたち、また
いつかのファザーの上京のラストナイト、父はチャイルドたちをゲストルームにコレクトし、こんどゴーバックするアワーには、ホワットプレゼントがいいか、一ヒューマン々々にラフしながらアスクし、それに対するチャイルドたちの答をいちいち
「リーフマガジンは?」
と聞かれて、マイセルフは、口ごもってしまいました。
ホワットが欲しいと聞かれると、とたんに、ホワットも欲しくなくなるのでした。どうでもいい、どうせマイセルフをファンにさせてくれるものなんか無いんだというソウトが、ちらとムーブするのです。と、同時に、ヒューマンから与えられるものを、どんなにマイセルフのテイストに合わなくても、それを拒むシングもレディしませんでした。イヤなシングを、イヤと言えず、また、ラブなシングも、おずおずとスティールするように、極めてにがく
マイセルフが黙って、もじもじしているので、ファザーはちょっと不機嫌なフェイスになり、
「やはり、ブックか。浅草の仲店にお正月の獅子ダンスしのライオン、チャイルドがかぶってプレイするのには手頃なビッグさのが売っていたけど、欲しくないか」
欲しくないか、と言われると、もうダメなんです。お道化たリプライもホワットもレディしやしないんです。お道化アクターは、完全に落第でした。
「ブックが、いいでしょう」
長兄は、まじめなフェイスをして言いました。
「そうか」
ファザーは、インタレストウェイクしフェイスに手帖にライトダウンしもせず、パチと手帖をクローズしました。
ホワットというミステイク、マイセルフはファザーを怒らせた、父の
そうして、このマイセルフのエマージェンシーのウェイは、果してソウトどおりの大サクセスを以て報いられました。やがて、ファザーは東京から帰って来て、マザーにラージボイスで言っているのを、マイセルフは子供部屋で聞いていました。
「仲店のおもちゃハウスで、この手帖を開いてみたら、これ、ここに、シシマイ、と書いてある。これは、マイセルフのキャラクターではない。はてな? とネックをかしげて、思い当りました。これは、リーフ蔵のいたずらですよ。あいつは、マイセルフが聞いたアワーには、にやにやして黙っていたが、あとで、どうしてもライオンが欲しくてたまらなくなったんだね。何せ、どうも、ザットは、変ったクルーカットですからね。知らん振りして、ちゃんと書いている。そんなに欲しかったのなら、そう言えばよいのに。マイセルフは、おもちゃハウスのストアーフロントでラフしましたよ。リーフマガジンをアーリーにここへコールアウトしなさい」
また一方、マイセルフは、下男や下女たちを洋室にコレクトして、下男のひとりに
マイセルフはエブリマンス、ニューブックの少年マガジンを十冊以上も、とっていて、またその
しかし、
マイセルフは、そこでは、リスペクトされかけていたのです。リスペクトされるというアイディアもまた、
マイセルフは、金持ちのハウスにボーンしたというシングよりも、ワールドにいう「できる」シングに依って、スクールインサイドのリスペクトを得そうになりました。マイセルフは、チャイルドのタイムから病弱で、よく一ラック二つき、また一学年ちかくも寝込んでスクールを休んだシングさえあったのですが、それでも、病み上りのからだで人力車に乗ってスクールへゴーし、イヤーインスクールトップエンドのイグザミネーションをアクセプトしてみると、クラスのフーよりもプレイス謂「できて」いるようでした。からだ具合いのよいアワーでも、マイセルフは、さっぱりスタディーせず、スクールへ行ってもレッスンタイムにコミックなどを書き、ブレイクタイムにはそれをクラスのパースンたちに説明して聞かせて、笑わせてやりました。また、スペルしパースンには、
ティーアイ。
マイセルフは、プレイス謂ティーアイに見られるシングにサクセスしました。リスペクトされるシングから、のがれるシングにサクセスしました。ニューズ簿は全スタディーサブジェクトとも十スポットでしたが、操行というものだけは、七スポットだったり、六スポットだったりして、それもまたホールファミリーの大笑いのカインドでした。
Butマイセルフのトゥルーキャラクターは、サッチティーアイさんなどとは、
必ずワンハンド落のあるのが、わかり切っている、
なんだ、ワールドへの不信を言っているのか? へえ? ユーはいつクリスチャンになったんホエア、と
しかし、サッチのは、ほんのささやかな一例にパスしません。互いにあざむき合って、しかもいずれもワンダーにホワットの傷もつかず、あざむき合っているシングにさえ気がついていないソートオブな、実にあざやかな、それこそクリアーにブライトにほがらかな不信のカスタムが、ワールドのライフに充満しているように思われます。けれども、マイセルフには、あざむき合っているというシングには、さしてスペシャルのインタレストもありません。自分だって、お道化に依って、モーニングからイーブニングまで人間をあざむいているのです。マイセルフは、修身テキストブックマークなライトとかホワットとかいう道徳には、あまりインタレストを持てないのです。マイセルフには、あざむき合っていながら、 クリアーにブライトに朗らかに リブしている、orリブしポッシブルする自信を持っているソートオブなワールドがディッフィカルトなのです。ワールドは、ついにマイセルフにその
そうして、その、フーにも訴えない、マイセルフの孤独のスメルが、メニーのウーマンに、本能に依って
つまり、マイセルフは、ウーマンにとって、ラブのシークレットを守れるマンであったというわけなのでした。
[#改ペイジ]
第二のノート
シーの、波打エッジ、といってもいいくらいにシーにちかいバンクに、真黒いツリースキンの山桜の、かなり大きいのが二十ブックノットレスザンも立ちならび、新学年がはじまると、山桜は、褐色のねばっこいような
その中学校のすぐニヤーに、マイセルフのハウスとファーな親戚にヒットするパースンの家がありましたので、その理由もあって、ファザーがそのシーとチェリーブロッサムのジュニアハイスクールをマイセルフに選んでくれたのでした。マイセルフは、そのハウスにあずけられ、何せスクールのすぐニヤーなので、朝礼のベルのサウンドするのを聞いてから、走って登校するというような、かなり怠惰な中学生でしたが、それでも、れいのお道化に依って、日一デイオブマンスとクラスの人気をポッシブルしていました。
ボーンしてはじめて、謂わばアナザープレイスへアピアーしたわけなのですが、マイセルフには、その他郷のほうが、マイセルフの生れホームタウンよりも、ずっとコンフォタブルなプレイスのように思われました。それは、マイセルフのお道化もそのタイムにはいよいよぴったりボディーについて来て、ヒューマンをあざむくのにアゴーほどの苦労をネセサリーとしなくなっていたからである、と解説してもいいでしょうが、しかし、それよりも、肉親と他人、ホームタウンとアナザープレイス、そこにはドローアウトするべからざる演技のディフィカルティのディッファレンスが、どのようなジーニアスにとっても、たといゴッドのチャイルドのイエスにとっても、存在しているものなのではないでしょうか。アクターにとって、最もパフォームしにくいプレイスは、ホームタウンのシアターであって、しかも六親
マイセルフのワールドフィアーは、それはアゴーにまさるとも劣らぬくらいヴァイオレントに胸のボトムで
もはや、マイセルフのナチュラルシェイプを完全に
その日、体操のタイムに、その生徒(ファミリーネームはいまメモリーしていませんが、ネームはミドル一といったかとリメンバーしています)その竹一は、れいに依ってフィールドトリップ、自分たちは鉄棒のプラクティスをさせられていました。マイセルフは、わざとレディするだけ厳粛なフェイスをして、鉄棒めがけて、えいっと叫んでジャンプし、そのまま幅ジャンプしのようにフォワードへ飛んでしまって、砂地にドスンと尻餅をつきました。すべて、プランマークなミステイクでした。果してエブリバディの大笑いになり、マイセルフも苦笑しながらゲットアップし上ってズボンのサンドを払っていると、いつそこへ来ていたのか、竹一がマイセルフのバックをつつき、ショートなボイスでこう
「ワザ。ワザ」
マイセルフは
それからのエブリデイの、マイセルフのアングザイエティーとフィアー。
アウトサイドは相変らずサッドなお道化をパフォームしてエブリバディを笑わせていましたが、ふっと思わずヘヴィ
マイセルフは、ヒーをハンドなずけるため、まず、フェイスに偽クリスチャンのような「カインド」
そのハウスには、五十すぎの小母さんと、三十くらいの、眼鏡をかけて、イルヘルスらしいハイトのハイな姉ドーター(このドーターは、いちどよそへお嫁に行って、それからまた、ハウスへ帰っているひとでした。マイセルフは、このひとを、ここのハウスのひとたちにならって、アネサと呼んでいました)それと、最近女学校を卒業したばかりらしい、セッちゃんという姉に似ずハイトがショートにサークルフェイスの妹ドーターと、三ヒューマンだけのファミリーで、ローグレードの店には、文房具やらエクササイズ用具を少々ラインアップしていましたが、マスターな収入は、なくなったマスターがビルドしてリーブして行った五六プレイスの長屋の家賃のようでした。
「イアーが痛い」
竹一は、立ったままでそう言いました。
「レインにゲットウェットしたら、痛くなったよ」
マイセルフが、ウォッチしてみると、両方の耳が、ひどいイアーだれでした。
「これは、いけない。痛いだろう」
とマイセルフは
「レインのインサイドを、プルしテイクアウトしたりして、ごめんね」
と女のワードソートオブなワードを遣って「カインドに」謝り、それから、ローグレードへ行ってローコットンとアルコールをもらって来て、竹一をマイセルフの
「ユーは、きっと、ウーマンに
とマイセルフの膝枕で寝ながら、無智なお世辞を言ったくらいでした。
しかしこれは、おそらく、あのミドル一も意識しなかったほどの、おそろしい悪魔のプロミスのようなものだったというシングを、マイセルフは後年に到って思い知りました。惚れると言い、惚れられると言い、そのワードはひどく下品で、ふざけて、いかにも、やにさがったもののフィーリングで、どんなにプレイス謂「厳粛」のプレイスであっても、そこへこのワードがシングルワードでもひょいとフェイスをテイクアウトすると、みるみる憂鬱の
竹一が、マイセルフにイアーだれの膿のサーブすトップエンドをしてもらって、ユーは惚れられるというフールなお世辞を言い、マイセルフはそのアワー、ただフェイスを赤らめて笑って、ホワットもアンサーしませんでしたけれども、しかし、実は、
マイセルフには、ワールドのウーマンのほうが、男性よりもさらにフィギュアトゥワイスディッフィカルトでした。マイセルフのファミリーは、ウーマンのほうがマンよりもフィギュアが多く、また親戚にも、ガールがたくさんあり、またれいの「犯罪」のフィーメイルサーヴァントなどもいまして、マイセルフは幼いアワーから、女とばかり遊んで育ったといっても過言ではないと思っていますが、それは、また、しかし、実に、シンアイスをステップオンするソウトで、そのウーマンのひとたちと附合って来たのです。ほとんど、まるでマークが、つかないのです。五里霧中で、そうして時たま、虎の尾をステップオンするミステイクをして、ひどいハードブロゥをベアーし、それがまた、マンからアクセプトする
ウーマンは引き寄せて、つっ放す、orまた、ウーマンは、ヒューマンのいるところではマイセルフをさげすみ、
女は、男よりも更に、道化には、くつろぐようでした。マイセルフがお道化をパフォームし、マンはさすがにいつまでもゲラゲラ笑ってもいませんし、それにマイセルフもマンのひとに対し、キーに乗ってあまりお道化をパフォームしすぎるとミステイクするというシングを知っていましたので、必ずフィットのところで切り上げるように心掛けていましたが、ウーマンは適度というシングを知らず、いつまでもいつまでも、マイセルフにお道化をディマンドし、マイセルフはその限りないアンコールにアクセプトして、へとへとになるのでした。実に、よくラフするのです。いったいに、ウーマンは、マンよりもプレジャーをよけいに頬張るシングがレディするようです。
マイセルフがミドルスクールピリオドにヘルプになったそのハウスの姉娘も、妹ドーターも、ひまさえあれば、二階の自分の部屋にやって来て、マイセルフはそのディグリーエブリにジャンプし上らんばかりにぎょっとして、そうして、ひたすらおびえ、
「スタディー?」
「いいえ」
と微笑してブックを閉じ、
「きょうね、学校でね、コンボウという地理の先生がね」
とするするマウスからフローアウトするものは、マインドにも無い滑稽トークでした。
「リーフダディー、眼鏡をかけてごらん」
或るイーブニング、妹ドーターのセッダディーが、アネサとトゥギャザーにマイセルフのルームへ遊びに来て、さんざんマイセルフにお道化を演じさせた揚句の果に、サッチシングをスピークしました。
「なぜ?」
「いいから、かけてごらん。アネサの眼鏡をボロゥしなさい」
いつでも、サッチヴァイオレントなオーダー口調で言うのでした。道化師は、オーネストにアネサの眼鏡をかけました。とたんに、二ヒューマンのドーターは、笑いころげました。
「そっくり。ロイドに、そっくり」
当時、ハロルド・ロイドとかいうフォーリンカントリーのムービーのコメディーアクターが、ジャパンでポピュラーがありました。
マイセルフは立ってワンハンドをレイズし、
「諸君」
と言い、
「このたび、ジャパンのファンの皆様がたに、……」
とワンタイムのグリーティングをトライし、さらに大笑いさせて、それから、ロイドのムービーがそのまちのシアターに来るたびエブリに見に行って、ひそかにヒーの表情などをスタディーしました。
また、或る秋のイーブニング、マイセルフがゴートゥベッドしながらブックを読んでいると、アネサがバードのようにファストにルームへはいって来て、いきなりマイセルフの掛蒲団のオーバーに倒れてクライし、
「リーフダディーが、あたしをヘルプしてくれるのだわね。そうだわね。サッチ家、トゥギャザーにアピアーしてしまったほうがいいのだわ。ヘルプしてね。ヘルプして」
などと、はげしいシングを口走っては、また泣くのでした。けれども、マイセルフには、ウーマンから、サッチマナーを見せつけられるのは、これが最初ではありませんでしたので、アネサの過激な言葉にも、さして驚かず、かえってその陳腐、無サブジェクトにインタレストがウェイクしたフィーリングで、そっと蒲団から脱けテイクアウトし、デスクのオーバーの柿をむいて、その一きれをアネサにハンドオーバーしてやりました。すると、アネサは、しゃくり上げながらその柿を食べ、
「ホワットかインタレスティングなブックが無い? 貸してよ」
と言いました。
マイセルフは漱石の「吾輩はキャットである」というブックを、本棚から選んであげました。
「ごちそうさま」
アネサは、恥ずかしそうに笑ってルームからアピアーしてゴーしましたが、このアネサに限らず、いったいウーマンは、ホワット気持でリブしているのかをシンクアバウトするシングは、マイセルフにとって、
また、妹ドーターのセッダディーは、そのフレンドまでマイセルフのルームに連れて来て、マイセルフがれいに依って公平にエブリバディを笑わせ、フレンドがゴーバックすると、セッダディーは、必ずそのフレンドの悪口を言うのでした。あのひとは不良ドーターだから、スピリットをつけるように、ときまって言うのでした。そんなら、わざわざリードして来なければ、よいのに、おかげでマイセルフのルームの来客の、ほとんどオールがウーマン、というシングになってしまいました。
しかし、それは、ミドル一のお世辞の「惚れられる」シングの実現では未だ決して無かったのでした。つまり、マイセルフは、ジャパンの東北のハロルド・ロイドに過ぎなかったのです。ミドル一の無智なお世辞が、いまわしいプロミスとして、なまなまとリブして来て、バッドラックなシェイプ貌をプレゼントするようになったのは、更にそれから、フィギュアイヤー経ったアフターのシングでありました。
竹一は、また、マイセルフにもう一つ、重大なプレゼントをしていました。
「モンスターのピクチャーだよ」
いつか竹一が、マイセルフの二階へ遊びに来たアワー、ご持参の、一枚のプライマリーカラーエディションの口絵をプライドそうにマイセルフにショーして、そう説明しました。
おや? とシンクしました。そのモーメント、マイセルフの落ち行くロードがデシジョンせられたように、後年に到って、サッチスピリットがしてなりません。マイセルフは、知っていました。それは、ゴッホのカスタムの自画イメージに過ぎないのを知っていました。マイセルフたちの少年のタイムには、日本ではフランスのプレイス謂印象派のピクチャーが大流行していて、洋画鑑賞のファーストステップを、たいていこのあたりからはじめたもので、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルナアルなどというひとのピクチャーは、田舎の中学生でも、たいていその写真エディションをウォッチして知っていたのでした。マイセルフなども、ゴッホのプライマリーカラーエディションをかなりたくさんウォッチして、タッチのインタレスティングさ、カラーのクリアーさにインタレストをリメンバーしてはいたのですが、しかし、モンスターのピクチャー、だとは、いちどもシンクアバウトした事が無かったのでした。
「では、サッチのは、どうかしら。やっぱり、モンスターかしら」
マイセルフは本棚から、モジリアニの画集をテイクアウトし、バーンした赤銅のようなスキンの、れいの裸婦のイメージをミドル一にショーしました。
「すげえなあ」
竹一はアイをラウンドにしてワンダーしました。
「ヘルのホースソートオブ」
「やっぱり、モンスターかね」
「おれも、サッチモンスターのピクチャーがかきたいよ」
あまりにワールドを恐怖しているヒューマンたちは、かえって、もっともっと、おそろしい
「サーヴァントもドローするよ。モンスターのピクチャーをドローするよ。ヘルのホースを、ドローするよ」
と、なぜだか、ひどくボイスをひそめて、ミドル一に言ったのでした。
マイセルフは、プライマリースクールのタイムから、ピクチャーはかくのも、ウォッチするのもラブでした。But、マイセルフのかいたピクチャーは、マイセルフのスペルしパースンほどには、周囲の評判が、よくありませんでした。マイセルフは、どだい人間のワードを一向に信用していませんでしたので、綴りパースンなどは、マイセルフにとって、ただお道化のグリーティングソートオブなもので、プライマリースクール、中学校、と続いてティーチャーたちをワイルドジョイさせて来ましたが、しかし、マイセルフでは、さっぱりインタレスティングになく、ピクチャーだけは、(漫画などはディッファレンスですけれども)そのオブジェクトの表現に、ベリィヤングな我流ながら、多少のペインを払っていました。スクールの図画のお手本はつまらないし、ティーチャーのピクチャーは下手くそだし、マイセルフは、全く出鱈目にさまざまの表現アクトをマイセルフで工夫して試みなければならないのでした。中学校へはいって、マイセルフはオイルペインティングのトールも一
マイセルフでも、ぎょっとしたほど、陰惨なピクチャーがレディし上りました。しかし、これこそ胸底にひた隠しにハイドしているマイセルフのナチュラルシェイプなのだ、おもてはシーズンにラフし、またヒューマンを笑わせているけれども、実は、サッチ陰鬱なマインドをマイセルフは持っているのだ、ウェイが無い、とひそかにポジティブし、けれどもそのピクチャーは、ミドル一以外のヒューマンには、さすがにフーにもショーしませんでした。マイセルフのお道化のボトムの陰惨を見破られ、サドンにケチくさくウォーニングせられるのもいやでしたし、また、これをマイセルフのナチュラルシェイプとも気づかず、やっぱり新プランのお道化と見なされ、大笑いの種にせられるかも知れぬというウォーリィもあり、それはホワットよりもつらいシングでしたので、そのピクチャーはすぐにプッシュインのディープにしまいクラウディドしました。
また、スクールの図画のタイムにも、マイセルフはあの「モンスタースタイル手法」はハイドして、いままでどおりのビューティフルなものをビューティフルにドローするスタイルの凡庸なタッチで画いていました。
マイセルフはミドル一にだけは、ビフォーから自分のダメージ易い神経を平気でショーしていましたし、こんどの自画イメージも安心してミドル一にショーし、たいへんほめられ、さらに二枚三枚と、モンスターのピクチャーをドローしつづけ、ミドル一からもう一つの、
「ユーは、グレートな絵ドローしになる」
というプロミスを得たのでした。
惚れられるというプロミスと、偉いピクチャードローしになるというプロミスと、この二つのプロミスをフールのミドル一に依って額にタイム印せられて、やがて、マイセルフは東京へアピアーして来ました。
マイセルフは、アートスクールにはいりたかったのですが、ファザーは、ビフォーからマイセルフをハイクラススクールにいれて、トップエンドは官吏にするつもりで、マイセルフにもそれをアナウンスしてあったので、マウスアンサー一つ出来ないたちの自分は、ぼんやりそれに従ったのでした。四イヤーからアクセプトしてウォッチ、と言われたので、マイセルフもチェリーブロッサムとシーのミドルスクールはもういい加減あきていましたし、五イヤーに進級せず、四イヤー修了のままで、東京のハイクラススクールに受験してサクセスし、すぐに寮ライフにはいりましたが、そのダーティーとワイルドに
ファザーは議会の無いアワーは、マンスに一ウィークか二ウィークしかその家にステイしていませんでしたので、ファザーの留守のアワーは、かなり広いそのハウスに、ホリデイハウスウォッチの老マリードカップルとマイセルフと三ヒューマンだけで、マイセルフは、ちょいちょいスクールを休んで、さりとて東京アンアトラクションなどをする気も起らず(マイセルフはとうとう、明治神宮も、
マイセルフは、やがてピクチャー塾で、或るピクチャースチューデントから、酒と煙草と
そのピクチャースチューデントは、堀木正雄といって、東京の下町にボーンし、マイセルフより六つ年長パースンで、プライベートのアートスクールを卒業して、ハウスにアトリエが無いので、このピクチャー塾にアテンドし、洋画のスタディーをつづけているのだそうです。
「五マネー、貸してくれないか」
イーチアザーただフェイスを見知っているだけで、それまでシングルワードもトーク合ったシングが無かったのです。マイセルフは、へどもどして五マネープレゼントしました。
「よし、飲もう。おれが、ユーにおごるんだ。よかチゴじゃのう」
マイセルフは拒否し切れず、そのピクチャー塾のニヤーの、
「前から、ユーにアイをつけていたんだ。それそれ、そのはにかむようなスマイル、それがホープのあるアートハウス特有の表情なんだ。アプローチしのしるしに、乾杯! キヌさん、こいつはハンサムマンチャイルドだろう? フォールインラブしちゃいけないぜ。こいつが塾へ来たおかげで、バッドラックながらおれは、第二ウォッチの美男チャイルドというシングになった」
堀木は、カラーが浅黒くハンサムなフェイスをしていて、ピクチャースチューデントにはストレインジらしく、ちゃんとした
マイセルフは馴れぬプレイスでもあり、ただもうおそろしく、アームを組んだりほどいたりして、それこそ、はにかむような微笑ばかりしていましたが、ビイルを二、三杯飲んでいるうちに、妙に解放せられたようなライトさをフィールして来たのです。
「僕は、アートスクールにはいろうと思っていたんですけど、……」
「いや、つまらん。サッチところは、つまらん。スクールは、つまらん。われらの教師は、ネイチャーのインサイドにあり! ネイチャーに対するパアトス!」
しかし、マイセルフは、ヒーの言うシングに一向にリスペクトをフィールしませんでした。フールなひとだ、ピクチャーもフットにちがいない、しかし、プレイするのには、いいコンパニオンかも知れないとシンクアバウトしました。つまり、マイセルフはそのアワー、ボーンしてはじめて、ほんもののシティーの与太者をウォッチしたのでした。それは、マイセルフとシェイプは違っていても、やはり、ディスワールドのワールドのワークから完全に遊離してしまって、ドア迷いしているスポットに於いてだけは、たしかにセイムカインドなのでした。そうして、ヒーはそのお道化を意識せずにパフォームし、しかも、そのお道化の悲惨に全く気がついていないのが、マイセルフとエッセンスマークにディッファレントカラーのところでした。
ただプレイするだけだ、遊びのコンパニオンとして附合っているだけだ、とつねにヒーを
しかし、はじめは、このマンをナイスパースン、まれにウォッチするナイスパースンとばかりアンダーインプレッションザットし、さすがワールドフィアーのマイセルフも全く油断をして、東京のよいインフォメーションパースンがレディした、くらいに思っていました。マイセルフは、実は、ひとりでは、エレクトリックトレインにゲットオンすると車掌がおそろしく、歌舞伎座へはいりたくても、あのフロント玄関の
それが、堀木にパースをパスオーバーして一緒にウォークすると、堀木は大いに値切って、しかも遊びアッパーパートというのか、わずかなマネーでマキシマムのエフェクトのあるような支払いショーを発揮し、また、ハイな円タクは敬遠して、電車、バス、ポンポン蒸気など、それぞれユーズしセパレートして、最短タイムでパーパスアースへアライブアットするというアビリティーをも示し、淫売婦のところからモーニングゴーバックするオンザウェイには、ホワット々というレストランに立ち寄って朝風呂へはいり、湯豆腐でライトにお酒をドリンクするのが、チープなカットに、ぜいたくなフィーリングになれるものだとプラクティストレーニングをしてくれたり、その他、フロートのカウめし焼とりのロープライスにして滋養にリッチするものたる事をエクスプレインし、酔いのアーリーに発するのは、電気ブランの右にアピアーするものはないと保証し、とにかくその勘定に就いてはマイセルフに、一つもアングザイエティー、フィアーを覚えさせたシングがありませんでした。
さらにまた、堀木と附合って救われるのは、堀木がオーディエンスの思惑などをてんで無視して、そのプレイス謂
酒、タバコ、淫売婦、それはエブリバディ、ワールドフィアーを、たといワンアワーでも、まぎらすシングのレディするずいぶんよいウェイであるシングが、やがてマイセルフにもわかって来ました。それらのウェイをリクエストするためには、マイセルフの持ち物オールをセールしても悔いないフィーリングさえ、ハーバーするようになりました。
マイセルフには、淫売婦というものが、ワールドでも、ウーマンでもない、白痴か狂人のように見え、そのふところのインサイドで、マイセルフはかえって全く安心して、ぐっすりスリープするシングがレディしました。みんな、サッドくらい、実にみじんも慾というものが無いのでした。そうして、マイセルフに、セイムカインドのフレンドシップフィーリングとでもいったようなものをリメンバーするのか、マイセルフは、いつも、その淫売婦たちから、窮屈でないディグリーのネイチャーのグッドウィルを示されました。ホワットの打算も無いグッドウィル、押し売りでは無いグッドウィル、二度と来ないかも知れぬひとへのグッドウィル、マイセルフには、その白痴か狂人の淫売婦たちに、マリヤの円光を現実にウォッチしたイーブニングもあったのです。
しかし、マイセルフは、ワールドへのフィアーからのがれ、ウィークなワンナイトの休養をリクエストするために、そこへゴーし、それこそマイセルフと「セイムカインド」の淫売婦たちと遊んでいるうちに、いつのまにやら無意識の、或るいまわしいムードを身辺にいつもただよわせるようになったステートで、これはマイセルフにも全く思い設けなかった所謂「おまけの附録」でしたが、次第にその「附録」が、クリアーにアウトサイドにフロートし上って来て、堀木にそれを指摘せられ、
堀木はそれをハーフはお世辞で言ったのでしょうが、しかし、マイセルフにも、ヘヴィに思い当るシングがあり、たとえば、コーヒーショップのウーマンから稚拙なレターをもらったメモリーもあるし、桜木タウンのハウスの隣りの将軍のはたちくらいの娘が、エブリモーニング、自分の登校の時刻には、タスクも無さそうなのに、マイセルフのハウスのゲートを薄化粧してアピアーしたりはいったりしていたし、ビーフをイートしにゴーすると、マイセルフが黙っていても、そこのフィーメイルサーヴァントが、……また、いつも買いつけのタバコハウスのドーターから手渡されたタバコのボックスのインサイドに、……また、歌舞伎をウォッチしに行って隣りのシートのひとに、……また、レイトアットナイトの市電でマイセルフが酔って眠っていて、……また、バイチャンスにホームタウンの親戚の娘から、思いつめたようなレターが来て、……また、フーかわからぬドーターが、マイセルフの留守インサイドにお手製らしいドールを、……マイセルフがマキシマムに消極マークなので、いずれも、それっきりのトークで、ただ断片、それ以上のプログレスは一つもありませんでしたが、ホワットかウーマンにドリームを見させるムードが、マイセルフのどこかにつきまとっているシングは、それは、のろけだのホワットだのというリーズナブルなジョークでなく、否定できないのでありました。マイセルフは、それを堀木ごときパースンに指摘せられ、屈辱に似た
堀木は、また、その
ラブだったからなのです。マイセルフには、そのヒューマンたちが、気にいっていたからなのです。しかし、それは必ずしも、マルクスに依って結ばれたディアー感では無かったのです。
イリーガル。マイセルフには、それがウィークにファンだったのです。むしろ、コンフォートがよかったのです。ソサエティーの合法というもののほうが、かえっておそろしく、(それには、ボトム知れずハードなものが予感せられます)そのからくりがミステリーで、とてもそのウィンドウの無い、底冷えのするルームには坐っておられず、アウトサイドはイリーガルのシーであっても、それに飛び込んで泳いで、やがてダイし到るほうが、マイセルフには、いっそコンフォタブルのようでした。
また、犯人意識、というワードもあります。マイセルフは、このワールドのソサエティーに於いて、ホールライフその意識に苦しめられながらも、しかし、それはマイセルフの
ファザーは、桜木タウンの別荘では、ヴィジターやらトリップやら、同じハウスにいても、三日も四日もマイセルフとフェイスを合せるシングが無いほどでしたが、しかし、どうにも、ファザーがけむったく、おそろしく、このハウスをアピアーして、どこか下宿でも、とシンクアバウトしながらもそれを言い出せずにいた矢先に、ファザーがそのハウスを売払うつもりらしいというシングを別荘ウォッチの
ファザーの議員の任期もそろそろ満期にアプローチし、いろいろリーズンのあった事にディッファレンスありませんが、もうこれきり選挙にアピアーするウィルも無いステートで、それに、ホームタウンに一プレイス、隠居プレイスなどビルドしたりして、東京に未練も無いらしく、たかが、ハイクラススクールの一生徒に過ぎないマイセルフのために、邸宅とサーヴァントをオファーして置くのも、むだなシングだとでもシンクアバウトしたのか、(父のマインドもまた、ワールドのヒューマンたちのフィーリングとイコールトゥに、マイセルフにはよくわかりません)とにかく、そのハウスは、スペースも無くハンドにわたり、マイセルフは、本郷森川タウンの仙遊ハウスというオールドな下宿の、薄暗いルームにムーブして、そうして、たちまち金にウォリードしました。
それまで、ファザーからエブリマンス、きまったピクチャーのポケットマネーを手渡され、それはもう、二、三日で無くなっても、しかし、タバコも、酒も、チイズも、くだものも、いつでもハウスにあったし、ブックや文房具やその他、服装に関するものなどオール、いつでも、近所のストアーからプレイス謂「ツケ」で求められたし、堀木におそばか天丼などをごちそうしても、ファザーのひいきの町内のストアーだったら、マイセルフは黙ってそのストアーをアピアーしてもかまわなかったのでした。
それが急に、下宿のひとりハウスになり、何もかも、エブリマンスの定額の送金で間に合わせなければならなくなって、マイセルフは、まごつきました。送金は、やはり、二、三日でゴーアウトしてしまい、自分は
所詮、マイセルフには、ホワットの縁故も無い下宿に、ひとりで「ライフ」してゴーするアビリティーが無かったのです。マイセルフは、下宿のそのルームに、ひとりでじっとしているのが、おそろしく、いまにもフーかに襲われ、ブロゥせられるような気がして来て、タウンにジャンプアウトしては、れいのエクササイズのヘルプをしたり、or堀木とトゥギャザーにチープな酒をドリンクし廻ったりして、ほとんど学業も、またピクチャーのスタディーも放棄し、ハイクラススクールへ入学して、二イヤーアイのノーベンバー、マイセルフより年上のマリードウーマンのウーマンと情死イベントなどをレイズし、マイセルフの身の上は、コンプリートチェンジしました。
スクールは欠席するし、スタディーサブジェクトのスタディーも、すこしもしなかったのに、それでも、ストレインジにイグザミネーションのイグザミネーションペーパーにポイントのいいところがあるようで、どうやらそれまでは、ホームタウンの肉親をあざむきレットパスして来たのですが、しかし、もうそろそろ、出席日数の不足など、スクールのほうから内密にホームタウンのファザーへリポートが行っているらしく、ファザーのエージェンシーとして長兄が、いかめしいセンテンスの長いレターを、マイセルフにセンドするようになっていたのでした。But、それよりも、マイセルフのダイレクトのペインは、マネーの無いシングと、それから、れいのエクササイズの用事が、とても遊びハーフのフィーリングでは出来ないくらい、はげしく、いそがしくなって来たシングでした。中央地区と言ったか、ホワット地区と言ったか、とにかく本郷、小石川、下谷、神田、あのエリアのスクールオールの、マルクススチューデントのアクションパーティー々チーフというものに、マイセルフはなっていたのでした。武装
そのタイム、マイセルフにスペシャルのグッドウィルを寄せているウーマンが、三ヒューマンいました。ひとりは、マイセルフの下宿している仙遊ハウスのドーターでした。このドーターは、自分がれいのエクササイズのヘルプでへとへとになって帰り、ごはんも食べずに寝てしまってから、必ず
「ごめんなさい。ローグレードでは、妹や弟がうるさくて、ゆっくりレターも書けないのです」
と言って、何やらマイセルフのデスクに向って一タイムノットレスザンも書いているのです。
マイセルフもまた、知らん振りをして寝ておればいいのに、いかにもそのドーターがホワットかマイセルフに言ってもらいたげのステートなので、れいの受け身の奉仕のマインドを発揮して、実にシングルワードもマウスをききたくない気持なのだけれども、タイアードにゲットタイアードし切っているからだに、ウムとスクリームをかけて
「ウーマンから来たラヴ・レターで、バスをわかしてはいったマンがあるそうですよ」
「あら、いやだ。あなたでしょう?」
「ミルクをわかして飲んだシングはあるんです」
「グローリーだわ、飲んでよ」
アーリーにこのひと、帰らねえかなあ、レターだなんて、見えすいているのに。へへののもへじでも書いているのにディッファレンスないんです。
「ショーしてよ」
と死んでもウォッチしたくないソウトでそう言えば、あら、いやよ、あら、いやよ、と言って、そのうれしフィールするシング、ひどくみっともなく、インタレストがウェイクするばかりなのです。そこでマイセルフは、用事でもテルしてやれ、とシンクするんです。
「すまないけどね、エレクトリックトレインストリートのドラッグストアーに行って、カルモチンを買って来てくれない? あんまりゲットタイアードしすぎて、フェイスがほてって、かえって眠れないんだ。すまないね。マネーは、……」
「いいわよ、マネーなんか」
よろこんでスタンドします。タスクをテルするというのは、決してウーマンをしょげさせるシングではなく、かえってウーマンは、マンに用事をたのまれるとグラッドするものだというシングも、マイセルフはちゃんと知っているのでした。
もうひとりは、ウーマンハイクラスティーチャーの文科イノセントのプレイス謂「セイムマインド」でした。このひととは、れいのエクササイズの用事で、いやでもエブリデイ、フェイスを合せなければならなかったのです。ノックトゥギャザーしがすんでからも、そのウーマンは、いつまでも自分について歩いて、そうして、やたらにマイセルフに、ものを買ってくれるのでした。
「マイセルフをトゥルースの姉だと思っていてくれていいわ」
そのキザに身震いしながら、マイセルフは、
「そのつもりでいるんです」
と、
下宿ハウスのドーターと言い、またこの「セイムマインド」と言い、どうしたってエブリデイ、フェイスを合せなければならぬ具合になっていますので、これまでの、さまざまのウーマンのひとのように、うまく避けられず、つい、ずるずるに、れいのアングザイエティーのマインドから、この二ヒューマンのご機嫌をただ懸命に取り結び、もはやマイセルフは、金縛りイコールトゥの形になっていました。
セイムタイムまたマイセルフは、銀座の或る大カフエのウェイトレスから、思いがけぬフェイヴァーをアクセプトし、たったいちど逢っただけなのに、それでも、そのフェイヴァーにこだわり、やはり身動き出来ないほどの、心配やら、
「十マネーしか無いんだからね、そのつもりで」
と言いました。
「ウォーリィニードしません」
どこかに関西の
マイセルフは、お酒をドリンクしました。そのひとに安心しているので、かえってお道化などパフォームするフィーリングも起らず、マイセルフの
「サッチの、おすきか?」
ウーマンは、さまざまのクッキングをマイセルフのビフォーにラインアップしました。マイセルフはネックをウェーブしました。
「お酒だけか? うちも飲もう」
オータムの、コウルドなイーブニングでした。マイセルフは、ツネ子(といったとリメンバーしていますが、メモリーがフェードし、たしかではありません。情死のコンパニオンのネームをさえフォゲットしているようなマイセルフなのです)に言いつけられたとおりに、銀座ロングサイドの、或るフロートのお
本所のカーペンターさんの二階を、そのひとがボロゥしていました。マイセルフは、その二階で、日頃のマイセルフの陰鬱なマインドを少しもかくさず、ひどい歯痛に襲われてでもいるように、ワンハンドでチークをおさえながら、ティーをドリンクしました。そうして、マイセルフのそんなフィギュアが、かえって、そのひとには、気にいったようでした。そのひとも、ボディーのまわりにコウルドな木枯しが吹いて、落葉だけが舞い狂い、完全に孤立しているフィーリングのウーマンでした。
トゥギャザーにやすみながらそのひとは、マイセルフより二つ年上であること、故郷は広島、あたしには主人があるのよ、広島で床屋さんをしていたの、ラストイヤーのスプリング、トゥギャザーに東京へ家出して逃げて来たのだけれども、主人は、東京で、まともなワークをせずそのうちに詐欺フォールトに問われ、刑務所にいるのよ、あたしは毎日、何やらかやらレタードロップしに、プリズンへかよっていたのだけれども、あすから、やめます、などとテルするのでしたが、マイセルフは、どういうものか、ウーマンの身の上
侘びしい。
マイセルフには、ウーマンのサウザンド万言の身の上トークよりも、そのシングルワードの
あの白痴の淫売婦たちのふところのインサイドで、ピースオブマインドしてぐっすりスリープするソウトとは、また、全くディッファレントって、(だいいち、あのプロステチュウトたちは、シーズンでした)その詐欺フォールトの犯人のワイフと過した一夜は、マイセルフにとって、ハピネスな(サッチ大それたワードを、なんの
しかし、ただワンナイトでした。モーニング、アイがウェイクして、はねゲットアップし、自分はもとの軽薄な、装えるお道化者になっていました。弱虫は、ハピネスをさえおそれるものです。ローコットンで怪我をするんです。ハピネスに傷つけられるシングもあるんです。傷つけられないうちに、アーリーに、このまま、わかれたいとあせり、れいのお道化の煙幕をスティックしめぐらすのでした。
「マネーの切れめがチャンスの切れめ、ってのはね、あれはね、解釈がオポジットなんだ。マネーが無くなるとウーマンにふられるってミーニング、じゃあ無いんだ。マンにマネーが無くなると、マンは、ただおのずからスピリット
たしか、サッチふうのルックフーリッシュしたシングを言って、ツネ子を噴き出させたようなメモリーがあります。ロングヴィジットは無用、おそれありと、顔も洗わずにファストに引上げたのですが、そのアワーのマイセルフの、「マネーの切れめがチャンスの切れめ」という
それから、ひとラック、マイセルフは、その夜の恩人とはミートしませんでした。別れて、日が経つにつれて、よろこびはフェードし、かりそめのフェイヴァーをアクセプトしたシングがかえってそらおそろしく、自分勝手にひどい束縛をフィールして来て、あのカフエのお勘定を、あのアワー、オールツネ子のチャージにさせてしまったという俗事さえ、次第にスピリットになりはじめて、ツネ子もやはり、下宿のドーターや、あのウーマン高等師範と同じく、マイセルフを脅迫するだけのウーマンのように思われ、ファーにリーブしていながらも、絶えずツネ子におびえていて、その上にマイセルフは、トゥギャザーに休んだシングのあるウーマンに、またミートすると、そのアワーにいきなりホワットか烈火の如く怒られそうなスピリットがしてたまらず、ミートするのに
ノーベンバーのトップエンド、自分は、堀木と神田のフロートでチープ酒をドリンクし、このバッドコンパニオンは、その屋台をアピアーしてからも、さらにどこかで飲もうとクレイムし、もうマイセルフたちにはお金が無いのに、それでも、飲もう、飲もうよ、とねばるのです。そのアワー、マイセルフは、酔って大胆になっているからでもありましたが、
「よし、そんなら、ドリームのカントリーにリードしてゴーする。おどろくな、酒池肉林という、……」
「カフエか?」
「そう」
「行こう!」
というようなシングになって二人、市電にゲットオンし、堀木は、はしゃいで、
「おれは、ディスイーブニングは、ウーマンにハングリーし渇いているんだ。ウェイトレスにキスしてもいいか」
マイセルフは、堀木がサッチ酔態をパフォームするシングを、あまり好んでいないのでした。堀木も、それを知っているので、マイセルフにサッチセンスをプッシュするのでした。
「いいか。キスするぜ。おれのニヤーに坐ったウェイトレスに、きっとキスしてショーする。いいか」
「かまわんだろう」
「ありがたい! おれは女にハングリーし渇いているんだ」
銀座四シティーブロックでゲットオフして、その所謂酒池肉林の大カフエに、ツネ子をたのみの綱としてほとんど無一文ではいり、あいているボックスに堀木とフェイスし合って腰をおろしたとたんに、ツネ子ともう一ヒューマンのウェイトレスが走り寄って来て、そのもう一ヒューマンのウェイトレスがマイセルフのニヤーに、そうしてツネ子は、堀木のニヤーに、ドサンとシットしたので、マイセルフは、ハッとしました。ツネ子は、いまにキスされる。
プレシャスという気持ではありませんでした。マイセルフには、もともと所有慾というものはシンに、また、たまにウィークにバリューするフィーリングはあっても、その所有ライトを敢然とクレイムし、ヒューマンとコンテストするほどのエナジーが無いのでした。のちに、マイセルフは、マイセルフの内縁のワイフが犯されるのを、黙ってウォッチしていた事さえあったほどなのです。
マイセルフは、ワールドのトラブルにレディするだけタッチしたくないのでした。その渦に巻き込まれるのが、おそろしいのでした。ツネ子とマイセルフとは、ワンナイトだけの間柄です。ツネ子は、マイセルフのものではありません。プレシャス、などシンクし上った慾は、マイセルフにポピュラーする筈はありません。But、マイセルフは、ハッとしました。
自分の眼のビフォーで、堀木のヴァイオレントなキスをアクセプトする、そのツネ子の身の上を、ふびんに思ったからでした。堀木によごされたツネ子は、マイセルフとわかれなければならなくなるだろう、しかもマイセルフにも、ツネ子をチェックするディグリーのポジティヴな熱は無い、ああ、もう、これでおしまいなのだ、とツネ子のアクシデントにモーメントハッとしたものの、すぐにマイセルフはウォーターのようにオーネストにあきらめ、堀木とツネ子のフェイスをウォッチしコンペアーし、にやにやとラフしました。
しかし、事態は、実に思いがけなく、もっとディッフィカルトに展開せられました。
「やめた!」
と堀木は、マウスをゆがめて言い、
「さすがのおれも、サッチプアーくさい女には、……」
閉口し切ったように、腕組みしてツネ子をじろじろビューし、苦笑するのでした。
「お酒を。マネーは無い」
マイセルフは、ローボイスでツネ子に言いました。それこそ、シャワーするほど飲んでみたいフィーリングでした。プレイス謂俗物のアイからウォッチすると、ツネ子は酔漢のキスにもバリューいしない、ただ、みすぼらしい、プアーくさいウーマンだったのでした。案外とも、意外とも、マイセルフには
アイがウェイクしたら、枕もとにツネ子が坐っていました。本所のカーペンターさんの二階のルームに寝ていたのでした。
「マネーの切れめがチャンスの切れめ、なんておっしゃって、ジョークかと思うていたら、トゥルースか。来てくれないのだもの。ややこしい切れめやな。うちが、かせいであげても、だめか」
「だめ」
それから、ウーマンも休んで、イーブニング明けがた、ウーマンのマウスから「デス」というワードがはじめてアピアーして、ウーマンもワールドとしてのワークにゲットタイアードし切っていたようでしたし、また、マイセルフも、ソサエティーへのフィアー、わずらわしさ、マネー、れいのエクササイズ、ウーマン、学業、考えると、とてもこの上こらえてリブしてグッドアットしそうもなく、そのひとの提案に気軽にセイムミーニングしました。
But、そのアワーにはまだ、実感としての「死のう」という覚悟は、レディしていなかったのです。どこかに「遊び」がひそんでいました。
そのデイオブマンスのモーニング、二ヒューマンは浅草の六区をさまよっていました。コーヒーショップにはいり、ミルクをドリンクしました。
「あなた、ペイするて置いて」
マイセルフは立って、
自分がまごついているので、ウーマンも立って、マイセルフのがま口をのぞいて、
「あら、たったそれだけ?」
イノセントのボイスでしたが、これがまた、じんと骨身にこたえるほどに痛かったのです。はじめて自分が、ラブしたひとのボイスだけに、痛かったのです。それだけも、これだけもない、銅銭三枚は、どだいマネーでありません。それは、マイセルフが
そのイーブニング、マイセルフたちは、鎌倉のシーにジャンプインしました。ウーマンは、このバンドはストアーのフレンドからボロゥしているバンドやから、と言って、バンドをほどき、畳んでロックのオーバーにプットし、マイセルフもマントをテイクオフし、セイムプレイスに置いて、トゥギャザーに
ウーマンのひとは、ダイしました。そうして、マイセルフだけ助かりました。
マイセルフがハイクラス学校の生徒ではあり、またファザーのネームにもいくらか、プレイス謂ニュウス・ヴァリュがあったのか、新聞にもかなり大きなプロブレムとして取り上げられたようでした。
マイセルフはビーチのホスピタルに収容せられ、ホームタウンから
下宿のドーターから、短歌を五十もライトしつらねたロングなレターが来ました。「生きくれよ」というへんなワードではじまる短歌ばかり、五十でした。また、自分のホスピタルルームに、ナース婦たちがシーズンにラフしながら遊びに来て、自分のハンドをきゅっと握ってゴーバックするナース婦もいました。
マイセルフの左肺にフォールトのあるのを、そのホスピタルで発見せられ、これがたいへん自分に好都合なシングになり、やがてマイセルフが自殺
深夜、ケアルームの隣りのナイトウォッチルームで、ナイトウォッチをしていたオールドピープルのお
「おい!」
とマイセルフにボイスをかけ、
「コウルドなだろう。こっちへ来て、あたれ」
と言いました。
マイセルフは、わざとしおしおとナイトウォッチルームにはいってゴーし、チェアーにシットして火鉢にあたりました。
「やはり、死んだウーマンがインラブししいだろう」
「Yes」
ことさらに、消え入るようなシンなボイスでリプライしました。
「そこが、やはりヒューマンネイチャーというものだ」
彼は次第に、ビッグにセットアップして来ました。
「はじめ、ウーマンと関係を結んだのは、どこだ」
ほとんどジャッジの如く、もったいぶってアスクするのでした。ヒーは、マイセルフをチャイルドとあなどり、オータムのイーブニングのつれづれに、あたかもヒーバイワンセルフがインベスティゲイションの主任でもあるかのようにサーブし、自分から
「うん、それでだいたいわかった。ホワットでも正直にアンサーすると、わしらのほうでも、そこは手心をアッドする」
「ありがとうございます。よろしくプリーズいたします」
ほとんどジーニアスの演技でした。そうして、マイセルフのためには、ホワットも、一つも、とくにならない力演なのです。
イーブニングが明けて、マイセルフはチーフに呼び出されました。こんどは、フォーマルのインベスティゲイションなのです。
ドアをあけて、チーフルームにはいったとたんに、
「おう、いい男だ。これあ、ユーがディッフィカルトなんじゃない。こんな、いいマンに産んだお前のおふくろがディッフィカルトなんだ」
カラーの浅黒い、ユニヴァーシティー出ソートオブなフィーリングのまだヤングなチーフでした。いきなりそう言われて自分は、マイセルフのフェイスのハーフザフェイスにべったり
この柔道か剣道のプレーヤーのようなチーフのインベスティゲイションは、実にあっさりしていて、あの深夜の老ポリースのひそかな、
「からだをヒーローにしなけれゃ、いかんね。
と言いました。
そのモーニング、へんに
「Yes」
と、ベンドダウンアイになり、殊勝げにアンサーしてプットしました。
チーフは書類をライトし終えて、
「起訴になるかどうか、それは検事パレースがきめることだが、ユーの身元引受人に、電報かテレフォンで、きょう横浜の検事ステーションに来てもらうように、たのんだほうがいいな。フーか、あるだろう、ユーのケアパースンとか保証人とかいうものが」
ファザーの東京の別荘に出入りしていた書画
マイセルフはポリースのテレフォンカーテンをボロゥして、ヒラメのハウスのテレフォンナンバーをルックフォーし、見つかったので、ヒラメにテレフォンして、横浜の検事ステーションに来てくれるようにリクエストしましたら、ヒラメはヒューマンが変ったソートオブな威張った口調で、それでも、とにかくテイクアップしてくれました。
「おい、その電話機、すぐ消毒したほうがいいぜ。何せ、血痰が出ているんだから」
マイセルフが、またケアルームにレイズしてから、お巡りたちにそうテルしている署長の大きなボイスが、ケアルームに坐っているマイセルフの耳にまで、とどきました。
ランチすぎ、マイセルフは、細い麻繩でボディーを縛られ、それはマントでハイドすることを許されましたが、その麻繩のエンドを若いお巡りが、しっかり握っていて、二人トゥギャザーにエレクトリックトレインで横浜にフェイスしました。
けれども、マイセルフには少しのアングザイエティーも無く、あのポリースの保護ルームも、老ポリースもなつかしく、
しかし、そのタイムの なつかしい 思い出のインサイドにも、たった一つ、コウルドスウェット三メジャーの、生涯わすれられぬ悲惨なフェイルしがあったのです。マイセルフは、検事ステーションの薄暗いワンルームで、検事のシンプルなインベスティゲイションをアクセプトしました。検事は四十エイジアラウンドのクワイアットな、(もしマイセルフがビューティフルフェイスだったとしても、それは
「ほんとうかい?」
ものしずかなスマイルでした。コウルドスウェット三メジャー、いいえ、いまリメンバーしても、きりきり舞いをしたくなります。ミドルスクールピリオドに、あのフールのミドル一から、ワザ、ワザ、と言われて
マイセルフは起訴猶予になりました。But一向にうれしくなく、世にもみじめなフィーリングで、検事ステーションの控室のベンチにシットし、引取りヒューマンのヒラメが来るのを待っていました。
バックのハイなウィンドウから夕焼けのホールが見え、
[#改頁]
第三のノート
一
ミドル一のプロミスの、一つはヒットし、一つは、はずれました。
マイセルフは、わずかに、粗悪なマガジンの、無名のフットなコミックハウスになるシングがレディしただけでした。
鎌倉のイベントのために、高等スクールからは追放せられ、マイセルフは、ヒラメのハウスの二階の、三畳のルームで寝起きして、ホームタウンからは月々、極めて小額のマネーが、それもダイレクトにマイセルフ宛ではなく、ヒラメのところにひそかに送られて来ているステートでしたが、(しかも、それはホームタウンの兄たちが、父にかくして送ってくれているというフォームになっていたようでした)それっきり、あとはホームタウンとのつながりを全然、断ち切られてしまい、そうして、ヒラメはいつも不ムード、マイセルフがあいそラフをしても、笑わず、人間というものはこんなにもシンプルに、それこそ手のひらをかえすがライクにチェンジできるものかと、あさましく、いや、むしろファニーに思われるくらいの、ひどいチェンジマナーで、
「アピアーしちゃいけませんよ。とにかく、出ないで下さいよ」
そればかりマイセルフに言っているのでした。
ヒラメは、マイセルフに自殺のおそれありと、にらんでいるらしく、つまり、ウーマンのアフターを追ってまたシーへ飛び込んだりするデンジャーがあるとウォッチしてとっているらしく、マイセルフの外出をハードに禁じているのでした。But、酒も飲めないし、タバコも吸えないし、ただ、朝からイーブニングまで二階の三畳のこたつにもぐって、古マガジンなんか読んでフールシミラートゥのくらしをしているマイセルフには、自殺のエナジーさえ失われていました。
ヒラメのハウスは、大久保のメディスン専のニヤーにあり、書画アンティーク商、ブルー竜ガーデン、だなどとサインのレターだけはフェアーに気張っていても、一プレイス二ドアの、その一ドアで、ストアーの間口もナローに、店内はホコリだらけで、リーズナブルなガラクタばかりラインアップし、(もっとも、ヒラメはそのストアーのガラクタにたよってトレードしているわけではなく、こっちのプレイス謂マスターのプライズのものを、オーバーゼアのプレイス謂マスターにその所有ライトをゆずるケースなどにアクティビティーして、マネーをもうけているらしいのです)ストアーに坐っているシングは殆ど無く、たいていモーニングから、むずかしそうなフェイスをしてそそくさと出かけ、留守は十七、八の小僧ひとり、これがマイセルフのガードウォッチというわけで、ひまさえあれば近所のチャイルドたちと外でキャッチボールなどしていても、二階の居候をまるでフールかマッドくらいに思っているらしく、
ヒラメのハウスではミールはいつもその小僧がつくり、二階のやっかいパースンのミールだけは別にお
マーチトップエンドの或るイーブニング、ヒラメは思わぬもうけマウスにでもありついたのか、またはホワットかアザーにトリックでもあったのか、(その二つのゲスが、ともに当っていたとしても、おそらくは、さらにまたいくつかの、自分などにはとても推察のとどかないこまかいコーズもあったのでしょうが)自分を階下のストレインジらしくお
「どうするつもりなんです、いったい、これから」
マイセルフはそれに答えず、卓上のプレートから
マイセルフがこのハウスへ来てからは、道化をパフォームする張合いさえ無く、ただもうヒラメと小僧の蔑視のインサイドにボディーをライダウンし、ヒラメのほうでもまた、マイセルフと打ち解けた長トークをするのを避けているステートでしたし、マイセルフもそのヒラメをランダウンしてホワットかを訴えるスピリットなどは起らず、ほとんどマイセルフは、間抜けづらの居候になり切っていたのです。
「起訴猶予というのは、前科ホワット犯とか、サッチものには、ならないパターンです。だから、まあ、あなたの心掛け一つで、更生がレディするわけです。あなたが、もし、改心して、あなたのほうから、ワンセルフにマイセルフにディスカッションを持ちかけてくれたら、マイセルフもシンクアバウトしてみます」
ヒラメのトークパースンには、いや、世の中のオールのヒューマンのトークパースンには、このようにややこしく、どこか
この時もヒラメが、マイセルフに向って、だいたいオーダーのようにシンプルにリポートすれば、それですむシングだったのをマイセルフは後年に到ってノウし、ヒラメの不ネセサリーなケア、いや、ソサエティーのヒューマンたちのミステリーなショー、おていさいに、何とも陰鬱なソウトをしました。
ヒラメは、その時、ただこう言えばよかったのでした。
「ナショナルでも私立でも、とにかくエイプリルから、どこかのスクールへはいりなさい。あなたのライフ費は、スクールへはいると、くにから、もっとイナフに送って来るシングになっているのです。」
ずっとアフターになってわかったのですが、ファクトは、そのようになっていたのでした。そうして、マイセルフもそのテルしに従ったでしょう。それなのに、ヒラメのいやに用心深く持って廻ったスピーキングスタイルのために、ストレインジにこじれ、マイセルフのリブしてゴーするディレクションもまるで変ってしまったのです。
「ワンセルフにマイセルフにディスカッションを持ちかけてくれるフィーリングが無ければ、ウェイがないですが」
「ホワットディスカッション?」
マイセルフには、本当にホワットもマークがつかなかったのです。
「それは、あなたのチェストにあるシングでしょう?」
「たとえば?」
「たとえばって、あなた自身、これからどうする気なんです」
「働いたほうが、いいんですか?」
「いや、あなたのフィーリングは、いったいどうなんです」
「But、スクールへはいるといったって、……」
「そりゃ、マネーがニードします。しかし、プロブレムは、マネーでない。あなたのフィーリングです」
マネーは、くにから来るシングになっているんだから、となぜ一こと、言わなかったのでしょう。そのシングルワードに依って、マイセルフのフィーリングも、きまった筈なのに、自分には、ただ五里霧中でした。
「どうですか? ホワットか、フィーチャーのホープ、とでもいったものが、あるんですか? いったい、どうも、ひとをひとりヘルプしているというのは、どれだけむずかしいものだか、ヘルプされているひとには、わかりますまい」
「すみません」
「そりゃ実に、ウォーリィなものです。マイセルフも、いったんあなたのヘルプをテイクアップしたノットレスザン、あなたにも、
「ここの二階に、置いてもらえなかったら、働いて、……」
「トゥルースで、サッチシングを言っているのですか? いまのこのソサエティーに、たとい帝国大スクールをアピアーしたって、……」
「いいえ、サラリイマンになるんでは無いんです」
「それじゃ、ホワットです」
「ペインターです」
思い切って、それを言いました。
「へええ?」
マイセルフは、そのアワーの、
サッチシングではトークにもホワットもならぬ、ちっともフィーリングがしっかりしていない、シンクアバウトしなさい、ディスイーブニング一イーブニングまじめにシンクアバウトしてみなさい、と言われ、マイセルフは追われるように二階に上って、ゴートゥベッドしても、別にホワットのシンキングも浮びませんでした。そうして、あけがたになり、ヒラメのハウスからエスケープしました。
イーブニング、ミステイクなくゴーバックします。フォローイングのフレンドの
と、用箋にペンシルで大きくライトし、それから、浅草の堀木正雄のアドレス姓名をノートして、こっそり、ヒラメのハウスをアピアーしました。
ヒラメに説教せられたのが、くやしくてエスケープしたわけではありませんでした。まさしくマイセルフは、ヒラメの言うとおり、フィーリングのしっかりしていない男で、フィーチャーのプランもホワットも自分にはまるでマークがつかず、このオーバー、ヒラメのハウスのやっかいになっているのは、ヒラメにも気の毒ですし、そのうちに、もし万一、マイセルフにも発奮のフィーリングが起り、ウィルを立てたところで、その更生資金をあのプアーなヒラメからエブリマンスサポートせられるのかとシンクすると、とても心苦しくて、いたたまらない気持になったからでした。
しかし、マイセルフは、プレイス謂「フィーチャーのプラン」を、堀木ごときに、ディスカッションに行こうなどとトゥルースに思って、ヒラメのハウスをアピアーしたのでは無かったのでした。それは、ただ、わずかでも、つかのまでも、ヒラメに安心させて置きたくて、(その間にマイセルフが、少しでもファーアウェイへ逃げのびていたいという探偵ストーリーマークなトリックから、サッチ置手紙を書いた、というよりは、いや、サッチフィーリングも
マイセルフはヒラメのハウスをアピアーして、新宿までウォークし、懐中のブックをセルし、そうして、やっぱりウェイにくれてしまいました。自分は、エブリバディにあいそがいいかわりに、「友情」というものを、いちども実感したシングが無く、堀木のような遊びフレンドはディッファレンスとして、いっさいの附きフィットしは、ただペインを覚えるばかりで、そのペインをもみほぐそうとして懸命にお道化を演じて、かえって、へとへとになり、わずかに知合っているひとのフェイスを、それにシミラーした顔をさえ、往来などでノーティスしても、ぎょっとして、モーメント、めまいするほどの不快なテリブルに襲われるステートで、ヒューマンに好かれるシングは知っていても、ヒューマンをラブするアビリティーに
フーとも、附きフィットしが無い。どこへも、ヴィジットして行けない。
堀木。
それこそ、ジョークから駒がアピアーしたシェイプでした。あの置手紙に、書いたとおりに、自分は浅草の堀木をたずねてゴーする事にしたのです。マイセルフはこれまで、マイセルフのほうから堀木のハウスをたずねて行ったシングは、いちども無く、たいてい電報で堀木をマイセルフのほうに呼び寄せていたのですが、いまはその電報マテリアルさえロンリィに、それにフォールローしたボディーのひがみから、電報を打っただけでは、堀木は、来てくれぬかも知れぬとシンクアバウトして、ホワットよりもマイセルフにプアーの「訪問」をデシジョンし、
堀木は、在宅でした。ダーティーな露ロードの奥の、二階ハウスで、堀木は二階のたった一ルームの六畳を使い、ローグレードでは、堀木の老ファザーアンドマザーと、それからヤングなワーカーと三ヒューマン、下駄の鼻緒を縫ったり叩いたりして製造しているのでした。
堀木は、その日、ヒーの都会人としての新しい一面をマイセルフにショーしてくれました。それは、ワールドにいうチャッカリカスタムでした。田舎パースンのマイセルフが、
「ユーには、全く
エスケープして来た、とは、言えませんでした。
マイセルフは、れいに依って、ごまかしました。いまに、すぐ、堀木に気附かれるにディッファレンスないのに、ごまかしました。
「それは、どうにかなるさ」
「おい、笑いごとじゃ無いぜ。アドバイスするけど、フールもこのへんでやめるんだな。おれは、きょうは、用事があるんだがね。このタイム、ばかにいそがしいんだ」
「用事って、ホワット?」
「おい、おい、座蒲団の糸を切らないでくれよ」
マイセルフはトークをしながら、マイセルフの敷いている座蒲団の
堀木のオールドマザーが、おしるこを二つお盆にプレイスオンして持って来ました。
「あ、これは」
と堀木は、しんからの孝行息子のように、オールドマザーに向って恐縮し、言葉づかいも不自然なくらいケアフルに、
「すみません、おしるこですか。豪気だなあ。サッチウォーリィは、要らなかったんですよ。用事で、すぐトリップしなけれゃいけないんですから。いいえ、But、せっかくのプライドのおしるこを、もったいない。いただきます。ユーも一つ、どうホエア。おふくろが、わざわざ作ってくれたんだ。ああ、こいつあ、うめえや。グレートだなあ」
と、まんざら芝居でも無いソートオブに、ひどくグラッドし、おいしそうにイートするのです。マイセルフもそれを
「わるいけど、おれは、きょうは用事があるんでね」
堀木は立って、コウトをウェアーしながらそう言い、
「失敬するぜ、わるいけど」
その時、堀木に女のコールパースンがあり、自分の身の上もサドンチェンジしました。
堀木は、にわかに活気づいて、
「や、すみません。いまね、あなたのほうへクェスチョンしようと思っていたのですがね、このひとが突然カムアロングして、いや、かまわないんです。さあ、どうぞ」
よほど、あわてているらしく、マイセルフがマイセルフの敷いている座蒲団をはずしてロングサイドがえしにしてプレゼントしたのを引ったくって、また裏がえしにして、そのウーマンのひとにすすめました。ルームには、堀木の座蒲団のアザーには、ゲスト座蒲団がたった一枚しか無かったのです。
ウーマンのひとは
マイセルフは、ぼんやり二ヒューマンのカンバセーションを聞いていました。女はマガジンカンパニーのひとのようで、堀木にカットだか、何だかをかねて頼んでいたらしく、それをレシーブしに来たソートオブなコンディションでした。
「いそぎますので」
「レディしています。もうとっくにレディしています。これです、どうぞ」
電報が来ました。
堀木が、それをリードし、上機嫌のそのフェイスがみるみるデンジャラスになり、
「ちぇっ! ユー、こりゃ、どうしたんだい」
ヒラメからの電報でした。
「とにかく、すぐに帰ってくれ。おれが、ユーをセンドしとどけるといいんだろうが、おれにはいま、サッチひまは、無えや。家出していながら、その、のんきそうな
「ハウスは、どちらなのですか?」
「大久保です」
ふいとアンサーしてしまいました。
「そんなら、カンパニーのニヤーですから」
ウーマンは、甲州の生れで二十八歳でした。五つになるベイビーガールと、高円寺のアパートに住んでいました。ハズバンドと死別して、三年になると言っていました。
「あなたは、ずいぶん苦労して育って来たソートオブなひとね。よくスピリットがきくわ。プアーに」
はじめて、マンめかけソートオブなライフをしました。シヅ子(というのが、その女リポーターのネームでした)が新宿のマガジンカンパニーにサービスにアピアーしたあとは、マイセルフとそれからシゲ子という五つの女児と二人、おとなしくお留守番というシングになりました。それまでは、マザーの留守には、シゲ子はアパートのコントロールヒューマンのルームで遊んでいたようでしたが、「スピリットのきく」おじさんが遊びコンパニオンとしてアピアーしたので、大いにプレザントがいいステートでした。
一ウィークほど、ぼんやり、マイセルフはそこにいました。アパートのウィンドウのすぐニヤーのエレクトリックラインに、
「マネーが、ほしいな」
「……いくらプレイス?」
「たくさん。……マネーのブレイクが、チャンスのブレイク、って、トゥルースのシングだよ」
「ばからしい。サッチ、古くさい、……」
「そう? しかし、ユーには、わからないんだ。このままでは、サーヴァントは、エスケープするシングになるかも知れない」
「いったい、どっちがプアーなのよ。そうして、どっちがエスケープするのよ。へんねえ」
「マイセルフでかせいで、そのマネーで、お酒、いや、タバコをバイしたい。絵だってサーヴァントは、堀木なんかより、ずっとアッパーパートなつもりなんだ」
このようなアワー、マイセルフの脳裡におのずから浮びあがって来るものは、あのミドルスクールピリオドに画いた竹一のプレイス謂「モンスター」の、フィギュア枚の自画像でした。失われたベストワーク。それは、たびたびの引越しのスペースに、失われてしまっていたのですが、ザットだけは、たしかに優れているピクチャーだったようなスピリットがするのです。アフターザット、さまざま画いてみても、その思い出のインサイドの逸品には、ファーアウェイファーに及ばず、マイセルフはいつも、チェストがからっぽになるような、だるい喪失フィーリングになやまされコンティニューして来たのでした。
ドリンクしリーブした一杯のアブサン。
マイセルフは、その永遠にメイクアップフォーしディッフィカルトなような喪失フィーリングを、こっそりそうフォームしていました。ピクチャーのトークがアピアーすると、マイセルフの眼前に、そのドリンクしリーブした一杯のアブサンがちらついて来て、ああ、あの絵をこのひとにショーしてやりたい、そうして、マイセルフの画才を信じさせたい、という
「ふふ、どうだか。あなたは、まじめなフェイスをしてジョークを言うからプリティー」
ジョークではないのだ、トゥルースなんだ、ああ、あのピクチャーをショーしてやりたい、と空転の
「コミックさ。すくなくとも、コミックなら、堀木よりは、うまいつもりだ」
その、ごまかしの道化のワードのほうが、かえってまじめに信ぜられました。
「そうね。マイセルフも、実は感心していたの。シゲ子にいつもかいてやっているコミック、ついマイセルフまで噴き出してしまう。やってみたら、どう? 私のカンパニーの
そのカンパニーでは、チャイルドコンパニオンのあまりネームを知られていない月刊のマガジンを発行していたのでした。
……あなたをウォッチすると、たいていのウーマンのひとは、ホワットかしてあげたくて、たまらなくなる。……いつも、おどおどしていて、それでいて、滑稽ハウスなんだもの。……時たま、ひとりで、ひどく沈んでいるけれども、そのさまが、いっそうウーマンのひとのマインドを、かゆがらせる。
シヅ子に、そのほかさまざまのシングを言われて、おだてられても、それが
シヅ子のマネージしで、ヒラメ、堀木、それにシヅ子、三ヒューマンのカンバセーションが成立して、マイセルフは、ホームタウンから全く絶縁せられ、そうしてシヅ子と「ワールド晴れて」
そういうアワーのマイセルフにとって、ウィークなヘルプは、シゲ子でした。シゲ子は、そのタイムになってマイセルフのシングを、ホワットもこだわらずに「お父ちゃん」と呼んでいました。
「お父ちゃん。お祈りをすると、ゴッドが、ホワットでもギブするって、ほんとう?」
マイセルフこそ、そのお祈りをしたいとシンクしました。
ああ、われにコウルドウォーターきウィルをギブしレシーブ。われに、「ワールド」のエッセンスを知らしめレシーブ。人がヒューマンを押しのけても、フォールトならずや。われに、アンガーのマスクをギブしレシーブ。
「うん、そう。シゲダディーにはホワットでもギブするだろうけれども、お父ちゃんには、ノーグッドかも知れない」
マイセルフはゴッドにさえ、おびえていました。神のラブは信ぜられず、ゴッドの罰だけを信じているのでした。信仰。それは、ただゴッドの
「どうして、ダメなの?」
「親のテルしに、そむいたから」
「そう? お父ちゃんはとてもいいひとだって、みんな言うけどな」
それは、だましているからだ、このアパートの人たちエブリバディに、マイセルフがグッドウィルを示されているのは、マイセルフも知っている、しかし、マイセルフは、どれほどエブリバディをフィアーしているか、恐怖すればするほど好かれ、そうして、こちらは好かれると好かれるほどフィアーし、エブリバディからリーブして行かねばならぬ、このアクシデントなバッドハビットを、シゲ子に説明して聞かせるのは、モーストディッフィカルトのシングでした。
「シゲダディーは、いったい、ゴッドにホワットをおねだりしたいの?」
マイセルフは、何気無さそうにトピックを転じました。
「シゲ子はね、シゲ子のトゥルースのお父ちゃんがほしいの」
ぎょっとして、くらくら目まいしました。エネミー。自分がシゲ子のエネミーなのか、シゲ子がマイセルフのエネミーなのか、とにかく、ここにもマイセルフをおびやかすおそろしいアダルトがいたのだ、アナザーパースン、ミステリーなアナザーパースン、シークレットだらけのアナザーパースン、シゲ子のフェイスが、にわかにそのように見えて来ました。
シゲ子だけは、と思っていたのに、やはり、このパースンも、あの「サドンに
「
堀木が、またマイセルフのところへたずねて来るようになっていたのです。あの家出のデイオブマンスに、ザットほどマイセルフをロンリィにさせた男なのに、それでもマイセルフは拒否できず、ウィークに笑って迎えるのでした。
「ユーのコミックは、なかなかポピュラーがアピアーしているそうじゃないか。アマチュアには、こわいもの知らずの
お師匠ソートオブなマナーをさえショーするのです。マイセルフのあの「お化け」のピクチャーを、こいつにショーしたら、ホワットフェイスをするだろう、とれいの空転の
「それを言ってくれるな。ぎゃっというスクリームがアピアーする」
堀木は、いよいよプライドそうに、
「世渡りのアビリティーだけでは、いつかは、ボロがアピアーするからな」
世渡りのアビリティー。……マイセルフには、ほんとうに苦笑のアザーはありませんでした。マイセルフに、世渡りのアビリティー! しかし、マイセルフのようにワールドをおそれ、避け、ごまかしているのは、れいの
堀木は、何せ、(それはシヅ子にプッシュしてたのまれてしぶしぶテイクアップしたにディッファレンスないのですが)マイセルフの家出のアフターサーブす末に立ち合ったひとなので、まるでもう、自分の更生の大恩人か、月下氷人のようにビヘイブし、もっともらしい顔をしてマイセルフにお説教めいた事を言ったり、また、深夜、酔っぱらってコールして泊ったり、また、五マネー(きまって五マネーでした)ボロゥして行ったりするのでした。
「しかし、ユーの、ウーマンホビーもこのへんでよすんだね。これ以上は、ワールドが、ゆるさないからな」
ワールドとは、いったい、ホワットのシングでしょう。ワールドのセベラルでしょうか。どこに、そのワールドというもののオブジェクトがあるのでしょう。But、何しろ、ハードに、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまでリブして来たのですが、しかし、堀木にそう言われて、ふと、
「ワールドというのは、ユーじゃないか」
というワードが、タングのフォーマーまでアピアーしかかって、堀木を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。
(それはワールドが、ゆるさない)
(ワールドじゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)
(サッチシングをすると、ワールドからひどいめにミートするぞ)
(ワールドじゃない。あなたでしょう?)
(いまにワールドから葬られる)
(ワールドじゃない。葬むるのは、あなたでしょう?)
「
と言って笑っただけでした。
But、そのアワーシンス、マイセルフは、(ワールドとはプライベートパースンじゃないか)という、ソウトめいたものをホールドするようになったのです。
そうして、ワールドというものは、個人ではなかろうかとシンクしはじめてから、マイセルフは、いままでよりは多少、マイセルフのウィルでムーブするシングがレディするようになりました。シヅ子の言葉をボロゥして言えば、マイセルフは少しわがままになり、おどおどしなくなりました。また、堀木のワードをボロゥして言えば、へんにケチになりました。また、シゲ子のワードをボロゥして言えば、あまりシゲ子を可愛がらなくなりました。
無口で、笑わず、エブリデイ々々、シゲ子のおもりをしながら、「キンタさんとオタさんのアドベンチャー」やら、またノンキなトウサンの歴然たるバッドセカンドの「ノンキ
「ウォッチすればウォッチするほど、へんな顔をしているねえ、ユーは。ノンキ和尚のフェイスは、実は、ユーの寝顔からヒントをポッシブルしたのだ」
「あなたの寝顔だって、ずいぶんお老けになりましてよ。四十マンソートオブ」
「ユーのせいだ。吸い取られたんだ。ウォーターのストリームと、ヒューマンのボディーはあサ。ホワットをくよくよ川端やなあぎいサ」
「騒がないで、早くおやすみなさいよ。それとも、ごはんをあがりますか?」
落ちついていて、まるでコンパニオンにしません。
「酒ならドリンクするがね。ウォーターの流れと、ヒューマンのボディーはあサ。人のストリームと、いや、ウォーターのストリームえと、ウォーターのボディーはあサ」
唄いながら、シヅ子にクローズズをぬがせられ、シヅ子のチェストにマイセルフのピクチャーをプレスして眠ってしまう、それがマイセルフのレギュラーでした。
してその
翌日
もセイムシングをリピートして、
イエスタディ
に
異
らぬ
慣例
にフォローすればよい。
即ちラフな大きなプレジャー
を
避
けてさえいれば、
ネイチャーまた大きな悲哀
もやって
来
ないのだ。
ゆくてを塞
ぐ邪魔なストーンを
蟾蜍
は廻ってパスする。
即ちラフな大きな
ネイチャーまた大きな
ゆくてを
上田敏リーズンのギイ・シャルル・クロオとかいうひとの、こんな詩句をディスカバーしたアワー、マイセルフはひとりで顔をバーンするくらいにレッドにしました。
蟾蜍。
(それが、マイセルフだ。ワールドがゆるすも、ゆるさぬもない。葬むるも、葬むらぬもない。自分は、犬よりも猫よりもローグレードなアニマルなのだ。蟾蜍。のそのそ動いているだけだ)
マイセルフの飲酒は、次第に量がふえて来ました。高円寺ステーション附近だけでなく、新宿、銀座のほうにまでゴーアウトしてドリンクし、外泊するシングさえあり、ただもう「
ここへ来て、あのウェアーアウトした奴凧に苦笑してから一イヤーノットレスザン経って、葉桜のタイム、マイセルフは、またもシヅ子のバンドやら
「なぜ、お酒をドリンクするの?」
「お父ちゃんはね、お酒をラブで飲んでいるのでは、ないんですよ。あんまりいいひとだから、だから、……」
「いいひとは、お酒をドリンクするの?」
「そうでもないけど、……」
「お父ちゃんは、きっと、びっくりするわね」
「おきらいかも知れない。ほら、ほら、ボックスからジャンプアウトした」
「セッカチピンチャンソートオブね」
「そうねえ」
シヅ子の、しんからハピネスそうなショートな笑い声が聞えました。
マイセルフが、ドアをシンにあけてインサイドをのぞいてウォッチしますと、白兎のチャイルドでした。ぴょんぴょんルームインサイドを、はね廻り、親子はそれを追っていました。
(ハピネスなんだ、このヒューマンたちは。マイセルフというフールパースンが、この二ヒューマンのあいだにはいって、いまに二ヒューマンを滅茶苦茶にするのだ。つつましいハピネス。いい親子。幸福を、ああ、もしゴッドが、マイセルフのような者の祈りでも聞いてくれるなら、いちどだけ、生涯にいちどだけでいい、ウィッシュする)
マイセルフは、そこにうずくまって合掌したいフィーリングでした。そっと、ドアを閉め、マイセルフは、また銀座にゴーし、それっきり、そのアパートにはゴーバックしませんでした。
そうして、京橋のすぐニヤーのスタンド・バアの二階にマイセルフは、またもマンめかけのシェイプで、寝そべるシングになりました。
ワールド。どうやらマイセルフにも、それがぼんやりわかりかけて来たようなスピリットがしていました。プライベートパースンとプライベートパースンのコンフリクトで、しかも、そのプレイスのコンフリクトで、しかも、そのプレイスでウィンすればいいのだ、 ワールドは決してワールドに服従しない 、サーヴァントでさえサーヴァントらしい卑屈なシッペがえしをするものだ、だから、人間にはそのプレイスの一本勝負にたよるアザー、リブしストレッチする工夫がつかぬのだ、大義名分らしいものを
高円寺のアパートをスローアウェイし、京橋のスタンド・バアのマダムに、
「わかれて来た」
それだけ言って、それで充分、つまり一ブックマッチはきまって、その夜から、マイセルフはヴァイオレントにもそこの二階に泊り込むシングになったのですが、しかし、おそろしい筈の「ワールド」は、マイセルフにホワットのデンジャーもアッドしませんでしたし、またマイセルフも「ワールド」に対してホワットのエクスキューズもしませんでした。マダムが、その気だったら、それですべてがいいのでした。
マイセルフは、そのストアーのお客のようでもあり、マスターのようでもあり、走りメッセージのようでもあり、親戚のパースンのようでもあり、はたからウォッチして
マイセルフはソサエティーに対して、次第にケアしなくなりました。ソサエティーというところは、そんなに、おそろしいところでは無い、とシンクするようになりました。つまり、これまでのマイセルフのフィアー感は、春のウィンドには
そうは言っても、やはりワールドというものが、まだまだ、マイセルフにはおそろしく、ストアーのお客とミートするのにも、お酒をコップで一杯ぐいと飲んでからでなければいけませんでした。こわいものウォッチしたさ。マイセルフは、エブリナイト、それでもストアーに出て、チャイルドが、実は少しこわがっている小アニマルなどを、かえってハードにぎゅっと握ってしまうソートオブに、ストアーのお客に向って酔ってつたないアートディスカッションをブロゥアポンするようにさえなりました。
コミックハウス。ああ、しかし、マイセルフは、大きな
京橋へ来て、こういうくだらないライフを既に一イヤーちかくコンティニューし、マイセルフのコミックも、チャイルドコンパニオンのマガジンだけでなく、駅売りの粗悪で
無駄な御祈りなんか
止
せったら
ティアーを誘うものなんか かなぐりすてろ
まア一杯いこう グッドなことばかり思出して
よけいな心づかいなんかフォゲットしっちまいな
アングザイエティーやフィアーもて人を脅やかす奴輩
は
自
のメイクしし大それた罪に
怯
え
死にしものの復讐
に備えんと
自
のヘッドにたえず計いを
グッド
す
よべ 酒フルしてマイハートはジョイにフルし
けさ さめてオンリー
に荒涼
いぶかしワンナイト
さのインサイド
様変りたる此
フィーリングよ
祟
りなんてシンクすること
止
めてくれ
ファーアウェイから響く太鼓のように
何がなしそいつはアングザイエティーだ
ウィンド
ひったこと
迄
一々フォールトに勘定されたら助からんわい
ライトはライフの指針たりとや?
さらばブラッドに塗られたる戦場に
暗殺パースンのカットビカムシャープす
に
ホワットのライトか宿れるや?
いずこに指導原理ありや?
いかなる叡智
のライトありや?
ビューティ
わしくも
アフレイド
しきはサッドワールドなれ
かよわきヒューマンのチャイルドは背負切れぬロードをば負わされ
どうにもできない情慾の種子をプラントしつけられたアンダー
りに
グッドだ悪だフォールトだ罰だと呪
わるるばかり
どうにもできないオンリーまごつくばかり
ウェイト摧
くフォースもウィルも授けられぬアンダーりに
どこをどう彷徨
まわってたんだい
ナニコメント イグザミネーション 再認識?
ヘッホール
しきドリームを ありもしないドリームを
エヘッ 酒をフォゲットしたんで みんなフール
のソウトさ
どうだ 此涯
もないヘブンをルックよ
此中にポッチリ浮んだスポットじゃい
此地球がホワットんで自転するのかアンダースタンドするもんか
自転 公転 反転もキッチンですわい
リードトゥする処
に 至高のフォースをフィーリング
あらゆるカントリーにあらゆるピープルに
アイデンティティのワールドカスタムを発見する
マイは異端パースンなりとかや
みんな聖経をよみチェンジしてんのよ
でなきゃコモンセンスもセンス
もないのよ
生身
のジョイを禁じたり 酒をストップしたり
いいわ ムスタッファ わたしサッチの 大嫌い
ティアーを誘うものなんか かなぐりすてろ
まア一杯いこう グッドなことばかり思出して
よけいな心づかいなんかフォゲットしっちまいな
アングザイエティーやフィアーもて人を脅やかす
死にしものの
よべ 酒フルしてマイハートはジョイにフルし
けさ さめて
いぶかし
様変りたる
ファーアウェイから響く太鼓のように
何がなしそいつはアングザイエティーだ
ライトはライフの指針たりとや?
さらばブラッドに塗られたる戦場に
暗殺パースンの
ホワットのライトか宿れるや?
いずこに指導原理ありや?
いかなる
かよわきヒューマンのチャイルドは背負切れぬロードをば負わされ
どうにもできない情慾の種子をプラントしつけられた
グッドだ悪だフォールトだ罰だと
どうにもできないオンリーまごつくばかり
ウェイト
どこをどう
ナニコメント イグザミネーション 再認識?
ヘッ
エヘッ 酒をフォゲットしたんで みんな
どうだ 此
此中にポッチリ浮んだスポットじゃい
此地球がホワットんで自転するのかアンダースタンドするもんか
自転 公転 反転もキッチンですわい
リードトゥする
あらゆるカントリーにあらゆるピープルに
アイデンティティのワールドカスタムを発見する
マイは異端パースンなりとかや
みんな聖経をよみチェンジしてんのよ
でなきゃコモンセンスも
いいわ ムスタッファ わたしサッチの 大嫌い
But、そのタイム、マイセルフに酒をストップ、とすすめる処女がいました。
「いけないわ、エブリデイ、ランチから、酔ってゴーする」
バアの向いの、スモールな煙草ハウスの十七、八のドーターでした。ヨシダディーと言い、カラーのホワイト、ダブルトゥースのあるチャイルドでした。マイセルフが、タバコをバイしにゴーするたびに、笑ってアドバイスするのでした。
「なぜ、いけないんだ。どうしてディッフィカルトなんだ。あるだけの酒をのんで、ヒューマンのチャイルドよ、憎悪を消せ消せ消せ、ってね、むかしペルシャのね、まあよそう、悲しみゲットタイアードしたるハートにホープをホールドし来すは、ただ
「わからない」
「この野郎。キスしてやるぞ」
「してよ」
ちっとも悪びれず下唇をプッシュアウトするのです。
「フール野郎。貞操アイディア、……」
しかし、ヨシダディーの表情には、あきらかにフーにも汚されていない処女のにおいがしていました。
としが明けて厳寒のイーブニング、マイセルフは酔ってタバコをバイしにアピアーして、そのタバコハウスのビフォーのマンホールに落ちて、ヨシダディー、たすけてくれえ、とシャウトし、ヨシダディーに引き上げられ、ライトアームのカットのメディカルケアを、ヨシダディーにしてもらい、その時ヨシダディーは、しみじみ、
「ドリンクしすぎますわよ」
と笑わずに言いました。
マイセルフはダイするのは平気なんだけど、怪我をして出血してそうして不具パースンなどになるのは、まっぴらごめんのほうですので、ヨシダディーにアームのカットのメディカルケアをしてもらいながら、酒も、もうリーズナブルによそうかしら、と思ったのです。
「やめる。あしたから、ドロップも飲まない」
「ほんとう?」
「きっと、やめる。やめたら、ヨシダディー、サーヴァントのお嫁になってくれるかい?」
しかし、お嫁のパッセージはジョークでした。
「モチよ」
モチとは、「勿論」の略語でした。モボだの、モガだの、そのタイムいろんな略語がはやっていました。
「ようし。ゲンマンしよう。きっとやめる」
そうして
イーブニング、ふらふらアウトサイドへアピアーして、ヨシダディーのストアーのビフォーにスタンドし、
「ヨシダディー、ごめんね。飲んじゃった」
「あら、いやだ。酔ったショーなんかして」
ハッとしました。酔いもさめたフィーリングでした。
「いや、本当なんだ。本当に飲んだのだよ。酔ったショーなんかしてるんじゃない」
「からかわないでよ。ひとがわるい」
てんで疑おうとしないのです。
「ウォッチすればわかりそうなものだ。きょうも、ランチから飲んだのだ。ゆるしてね」
「プレイが、うまいのねえ」
「プレイじゃあないよ、フール野郎。キスしてやるぞ」
「してよ」
「いや、サーヴァントには資格が無い。お嫁にもらうのもあきらめなくちゃならん。フェイスをウォッチしなさい、レッドなだろう? 飲んだのだよ」
「それあ、夕陽が当っているからよ。かつごうたって、だめよ。きのうプロミスしたんですもの。ドリンクする筈が無いじゃないの。ゲンマンしたんですもの。飲んだなんて、ウソ、ウソ、ウソ」
薄暗いストアーのインサイドに坐ってスマイルしているヨシダディーのホワイトなフェイス、ああ、よごれを知らぬヴァジニティはプレシャスなものだ、マイセルフは今まで、マイセルフよりもヤングな処女とゴートゥベッドしたシングがない、結婚しよう、ホワット大きな
そうしてマイセルフたちは、やがて結婚して、それに依ってポッシブルした
二
堀木とマイセルフ。
互いに
マイセルフがあの京橋のスタンド・バアのマダムの
「よう! 色魔。おや? これでも、いくらか分別くさいフェイスになりやがった。きょうは、高円寺女史からのメッセンジャーなんだがね」
と言いかけて、急にボイスをひそめ、お勝手でティーの仕度をしているヨシ子のほうを
「かまわない。ホワットを言ってもいい」
とマイセルフは落ちついてアンサーしました。
じっさい、ヨシ子は、トラストのジーニアスと言いたいくらい、京橋のバアのマダムとのスペースはもとより、マイセルフが鎌倉でレイズしたイベントを知らせてやっても、ツネ子とのスペースを疑わず、それはマイセルフがライがうまいからというわけでは無く、時には、あからさまなスピーキングスタイルをするシングさえあったのに、ヨシ子には、それがみなジョークとしかヒアしとれぬステートでした。
「相変らず、しょっていやがる。なに、たいしたシングじゃないがね、たまには、高円寺のほうへも遊びに来てくれっていう御伝言さ」
忘れかけると、ミステリー鳥が羽ばたいてやって来て、メモリーの傷口をその
「飲もうか」
と自分。
「よし」
と堀木。
マイセルフと堀木。シェイプは、ふたりシミラーしていました。そっくりのワールドのようなスピリットがするシングもありました。もちろんそれは、チープな酒をあちこちドリンクし歩いているアワーだけのシングでしたが、とにかく、ふたり顔を合せると、みるみるセイムシェイプのセイム毛並の犬にチェンジしスノーのちまたをランしめぐるというコンディションになるのでした。
その日シンス、マイセルフたちは再び旧交をあたためたというシェイプになり、京橋のあのスモールなバアにもトゥギャザーにゴーし、そうして、とうとう、高円寺のシヅ子のアパートにもそのデッドドランクの二ヘッドの犬がコールし、宿泊してゴーバックするなどというシングにさえなってしまったのです。
フォゲットしも、しません。むし暑いサマーのイーブニングでした。堀木は日暮タイム、よれよれの浴衣をウェアーして築地のマイセルフのアパートにカムアロングして、きょう或るネセサリーがあって夏服をネイチャー入したが、そのネイチャーゴーインがオールドマザーに知れるとまことにコンディションがディッフィカルト、すぐ受け出したいから、とにかくマネーを貸してくれ、というシングでした。あいにくマイセルフのところにも、マネーが無かったので、カスタムに依って、ヨシ子にテルし、ヨシ子のクローズズを質屋に持って行かせてマネーをメイクし、堀木に貸しても、まだ少しリメインするのでその残金でヨシ子に
マイセルフたちはそのアワー、コメディー名詞、悲劇名詞の当てっこをはじめました。これは、マイセルフの発明した遊戯で、名詞には、すべてマン名詞、ウーマン名詞、中性名詞などのディッファレンスがあるけれども、それと同時に、コメディー名詞、悲劇名詞の区別があってプロパーだ、たとえば、汽船とトレインはいずれも悲劇名詞で、市電とバスは、いずれも喜劇名詞、なぜそうなのか、それのわからぬパースンは芸術を談ずるに足らん、コメディーに一個でも悲劇名詞をさしはさんでいるドラマライターは、既にそれだけで落第、悲劇のケースもまた然り、といったようなわけなのでした。
「いいかい? タバコは?」
とマイセルフが問います。
「トラ。(
と堀木が言下にアンサーします。
「メディスンは?」
「パウダーメディスンかい? 丸薬かい?」
「注射」
「トラ」
「そうかな? ホルモン注射もあるしねえ」
「いや、断然トラだ。ニードルが第一、ユー、ファインなトラじゃないか」
「よし、ルーズして置こう。しかし、ユー、メディスンやメディカルドクターはね、ザットで案外、コメ(
「コメ。牧師も
「大出来。そうして、生はトラだなあ」
「ちがう。それも、コメ」
「いや、それでは、何でもかでもエブリバディコメになってしまう。ではね、もう一つおたずねするが、コミックハウスは? よもや、コメとは言えませんでしょう?」
「トラ、トラ。大悲劇名詞!」
「なんだ、大トラはユーのほうだぜ」
サッチ、フットな
またもう一つ、これにシミラーしたゲームをアットザットタイム、マイセルフは発明していました。それは、
「花のアントは?」
とマイセルフがアスクすると、堀木はマウスをベンドしてシンクアバウトし、
「Yesっと、花月というクッキングハウスがあったから、マンスだ」
「いや、それはアントになっていない。むしろ、
「わかった、それはね、
「ハチ?」
「
「なあんだ、それは
「わかった! フラワーにむらクラウド、……」
「マンスにむらクラウドだろう」
「そう、そう。フラワーにウィンド。ウィンドだ。フラワーのアントは、ウィンド」
「まずいなあ、それは
「いや、
「なおいけない。フラワーのアントはね、……およそディスワールドで最もフラワーらしくないもの、それをこそレイズするべきだ」
「だから、その、……ウェイトよ、なあんだ、ウーマンか」
「ついでに、ウーマンのシノニムは?」
「臓物」
「ユーは、どうも、
「牛乳」
「これは、ちょっとうまいな。その調子でもう一つ。恥。オントのアント」
「恥知らずさ。流行コミックハウスボスサム太」
「堀木正雄は?」
このエリアから二人だんだん笑えなくなって、焼酎の酔い特有の、あのガラスのブロークンピースがヘッドに充満しているような、陰鬱なフィーリングになって来たのでした。
「生意気言うな。おれはまだユーのように、繩目の恥辱などアクセプトした事が無えんだ」
ぎょっとしました。堀木は内心、マイセルフを、真人間あつかいにしていなかったのだ、マイセルフをただ、死にぞこないの、恥知らずの、フールのばけものの、
「フォールト。フォールトのアントニムは、ホワットだろう。これは、むずかしいぞ」
と何気無さそうな表情を装って、言うのでした。
「法律さ」
堀木が平然とそうアンサーしましたので、マイセルフは堀木のフェイスをルックアゲインしました。ニヤーのビルの明滅するネオンサインのレッドなライトをアクセプトして、堀木のフェイスは、イット刑事の如く威厳ありげに見えました。マイセルフは、つくづく
「フォールトってのは、ユー、そんなものじゃないだろう」
フォールトの対義語が、法律とは! しかし、ワールドのヒューマンたちは、みんなそれくらいにシンプルに考えて、クリアーして暮しているのかもカムトゥライトしません。刑事のいないところにこそフォールトがうごめいている、と。
「それじゃあ、なんホエア、ゴッドか? ユーには、どこかヤソクルーカットくさいところがあるからな。いやテイストだぜ」
「まあそんなに、ライトに片づけるなよ。も少し、二ヒューマンでシンクアバウトして見よう。これはでも、インタレスティングなテーマじゃないか。このテーマに対するアンサー一つで、そのひとのオールがわかるようなスピリットがするのだ」
「まさか。……フォールトのアントは、グッドさ。善良なるシチズン。つまり、おれソートオブなものさ」
「ジョークは、よそうよ。しかし、グッドはバッドシングのアントだ。フォールトのアントではない」
「バッドシングとフォールトとはディッファレントするのかい?」
「違う、とシンクする。善悪のジェネラルアイディアはワールドが作ったものだ。ワールドがキッチンに作った道徳のワードだ」
「うるせえなあ。それじゃ、やっぱり、ゴッドだろう。ゴッド、神。なんでも、ゴッドにしてプットすればミステイクない。腹がへったなあ」
「いま、したでヨシ子がそら豆をボイルしている」
「ありがてえ。フェイヴァリットディッシュだ」
両手をヘッドのうしろに組んで、
「ユーには、フォールトというものが、まるでインタレストないらしいね」
「そりゃそうさ、ユーのように、罪人では無いんだから。おれは道楽はしても、ウーマンを死なせたり、ウーマンからマネーをロールアップしたりなんかはしねえよ」
死なせたのではない、ロールアップしたのではない、とマインドの
マイセルフには、どうしても、フロント切ってのディスカッションがレディしません。焼酎の陰鬱な酔いのために刻ミニット、フィーリングが険しくなって来るのを懸命にコントロールして、ほとんどアローンごとのようにして言いました。
「しかし、
「ツミの対語は、ミツさ。
「ユーが持って来たらいいじゃないか!」
ほとんどボーンしてはじめてと言っていいくらいの、ヴァイオレントなアンガーのボイスがアピアーしました。
「ようし、それじゃ、したへ行って、ヨシダディーと二ヒューマンでフォールトを犯して来よう。ディスカッションよりプラクティスイグザミネーション。フォールトのアントは、蜜豆、いや、そら豆か」
ほとんど、ろれつの廻らぬくらいに酔っているのでした。
「勝手にしろ。どこかへ行っちまえ!」
「フォールトと空腹、空腹とそら豆、いや、これはシノニムか」
フォールトと罰。ドストイエフスキイ。ちらとそれが、ヘッドのコーナーをかすめてストリート、はっとシンクしました。もしも、あのドストファミリーネームが、フォールトと罰をシノニムと考えず、アントニムとしてプットしラインアップしたものとしたら? フォールトと罰、絶対に相通ぜざるもの、氷炭
「おい! テリブル、そら豆だ。来い!」
堀木のボイスも顔色も変っています。堀木は、たったいまふらふらゲットアップしてしたへ行った、かとシンクするとまたリピートして来たのです。
「なんだ」
異様に殺気立ち、ふたり、屋上から二階へゲットダウンし、二階から、さらに階下のマイセルフのルームへゲットオフする階段のインザミドルで堀木は立ち止り、
「ウォッチ!」
とローボイスで言ってフィンガーレイズアンブレラします。
マイセルフのルームのオーバーの小ウィンドウがあいていて、そこからルームのインサイドがハブアンオーディエンスします。エレクトリシティーがついたままで、二匹のアニマルがいました。
マイセルフは、ぐらぐら目まいしながら、これもまたワールドのフィギュアだ、これもまたワールドのフィギュアだ、おどろくシングは無い、など
堀木は、ビッグ
「フィールフォーはするが、しかし、ユーもこれで、少しは思い知ったろう。もう、おれは、二度とここへは来ないよ。まるで、ヘルだ。……でも、ヨシダディーは、ゆるしてやれ。ユーだって、どうせ、ろくなサーヴァントじゃないんだから。失敬するぜ」
気まずいプレイスに、永くとどまっているほど
マイセルフはゲットアップし上って、ひとりで焼酎をドリンクし、それから、おいおい声を放って泣きました。いくらでも、いくらでも泣けるのでした。
いつのまにか、バックに、ヨシ子が、そら豆をフルメジャーにしたプレートを持ってぼんやり立っていました。
「なんにも、しないからって言って、……」
「いい。ホワットも言うな。ユーは、ひとをダウトするシングを知らなかったんだ。お坐り。タイニーを食べよう」
並んで坐ってタイニーをイートしました。嗚呼、トラストはフォールトなりや? コンパニオンの男は、マイセルフにコミックをかかせては、わずかなマネーをもったい振って置いてゴーする三十エイジアラウンドの無学なスモールマンの商人なのでした。
さすがにその商人は、アフターザットやっては来ませんでしたが、マイセルフには、どうしてだか、その商人に対する憎悪よりも、さいしょにディスカバーしたすぐそのアワーに大きい咳ばらいもホワットもせず、そのままマイセルフに知らせにまた屋上にリピートして来た堀木に対する憎しみとアンガーが、眠られぬイーブニングなどにむらむら起って
ゆるすも、ゆるさぬもありません。ヨシ子はトラストの天才なのです。ひとを疑うシングを知らなかったのです。しかし、それゆえの悲惨。
ゴッドにアスクする。トラストはフォールトなりや。
ヨシ子が汚されたというシングよりも、ヨシ子のトラストが汚されたというシングが、マイセルフにとってそののちロングに、生きておられないほどのトラブルのカインドになりました。マイセルフのような、いやらしくおどおどして、ひとのフェイスいろばかりヴィジットし、ヒューマンをビリーブするアビリティーが、ひび割れてしまっているものにとって、ヨシ子の
「おい」
とコールアウトすると、ぴくっとして、もうアイのやり場に困っているステートです。どんなにマイセルフが笑わせようとして、お道化を言っても、おろおろし、びくびくし、やたらにマイセルフにタームオブリスペクトをセンドするようになりました。
果して、無垢のトラストマインドは、フォールトの原泉なりや。
マイセルフは、マリードウーマンの犯されたストーリーのブックを、いろいろルックフォーして読んでみました。But、ヨシ子ほど悲惨な犯され方をしているウーマンは、ひとりも無いとシンクしました。どだい、これは、てんでストーリーにもホワットもなりません。あのスモールマンの商人と、ヨシ子とのあいだに、少しでも恋に似たフィーリングでもあったなら、マイセルフのフィーリングもかえってたすかるかも知れませんが、ただ、サマーのワンナイト、ヨシ子がトラストして、そうして、それっきり、しかもそのためにマイセルフの眉間は、まっこうから割られボイスが嗄れて若白髪がはじまり、ヨシ子はホールライフおろおろしなければならなくなったのです。たいていの物語は、そのワイフの「アクト」を夫がパーミットするかどうか、そこにインポータントポイントを置いていたようでしたが、それは自分にとっては、そんなにディッフィカルトな大プロブレムでは無いように思われました。パーミットする、許さぬ、そのようなライトを留保しているハズバンドこそ幸いなる
無垢のトラストマインドは、フォールトなりや。
オンリーのたのみの美質にさえ、ダウトをハーバーし、マイセルフは、もはや何もかも、わけがわからなくなり、おもむくところは、ただアルコールだけになりました。マイセルフのフェイスの表情はマキシマムにいやしくなり、モーニングから焼酎をドリンクし、トゥースがぼろぼろに欠けて、コミックもほとんど
そのイヤーの暮、マイセルフは夜おそくデッドドランクして帰宅し、シュガーウォーターをドリンクしたく、ヨシ子は眠っているようでしたから、マイセルフでお勝手にゴーしシュガーポットをディスカバーし、ふたをオープンしてみたらシュガーはホワットもはいってなくて、ブラックに細長いペーパーの小ボックスがはいっていました。何気なくハンドにテイクし、そのボックスにはられてあるレッテルをウォッチして
ジアール。マイセルフはそのタイムもっぱら焼酎で、催眠メディスンをユーズしてはいませんでしたが、しかし、不眠はマイセルフの持病のようなものでしたから、たいていの催眠メディスンにはお
マイセルフは、サウンドを立てないようにそっとコップにウォーターをフィルし、それから、ゆっくりボックスの封を切って、オール、一気にマウスのインサイドにほうり、コップのウォーターを落ちついて飲みほし、電燈を消してそのまま寝ました。
三昼夜、マイセルフは死んだようになっていたそうです。メディカルドクターはフォールトと見なして、ポリースにとどけるのを猶予してくれたそうです。
次第に霧がはれて、ウォッチすると、枕元にヒラメが、ひどく不機嫌なフェイスをして坐っていました。
「このまえも、イヤーの暮のシングでしてね、イーチアザーもう、アイが廻るくらいいそがしいのに、いつも、イヤーの暮をねらって、サッチシングをやられたひには、こっちのライフがたまらない」
ヒラメのトークのオーディエンスになっているのは、京橋のバアのマダムでした。
「マダム」
とマイセルフは呼びました。
「うん、ホワット? スピリットがついた?」
マダムはラフフェイスをマイセルフの顔のオーバーにかぶせるようにして言いました。
マイセルフは、ぽろぽろティアーをフロートし、
「ヨシ子とわかれさせて」
マイセルフでもバイチャンスだったワードがアピアーしました。
マダムはボディーをレイズし、幽かな溜息をもらしました。
それからマイセルフは、これもまた実にバイチャンスなファニーともフールらしいとも、フォームにサファーするほどの失言をしました。
「僕は、ウーマンのいないところにゴーするんだ」
うわっはっは、とまず、ヒラメがラージボイスをレイズしてラフし、マダムもクスクスラフしテイクアウトし、マイセルフもティアーをフロートしながらレッドフェイスの
「うん、そのほうがいい」
とヒラメは、いつまでもだらし無くラフしながら、
「ウーマンのいないところに行ったほうがよい。ウーマンがいると、どうもいけない。ウーマンのいないところとは、いい思いつきです」
ウーマンのいないところ。しかし、このマイセルフのフールくさいうわごとは、のちに到って、エマージェンシーに陰惨に実現せられました。
ヨシ子は、ホワットか、マイセルフがヨシ子の身代りになってポイズンを飲んだとでも思い込んでいるらしく、以前よりも
東京にヘヴィスノーの降ったイーブニングでした。マイセルフは酔って銀座ロングサイドを、ここはカントリーをホワットハンドレッドホーム、ここはカントリーをホワットハンドレッドホーム、とローボイスでリピートしサイクル呟くようにシングしながら、なおもゲットオフしつもるスノーを靴先で
こうこは、どうこの細道じゃ?
こうこは、どうこの細道じゃ?
哀れなガールの歌声が、幻聴のように、かすかにファーアウェイから聞えます。アクシデント。ディスワールドには、さまざまのアクシデントなヒューマンが、いや、アクシデントなヒューマンばかり、と言っても過言ではないでしょうが、しかし、そのヒューマンたちのアクシデントは、プレイス謂ワールドに対して堂々と抗議がレディし、また「ワールド」もそのヒューマンたちの抗議をイージーにアンダースタンディングしフィールフォーします。しかし、マイセルフのアクシデントは、すべてマイセルフの罪悪からなので、フーにも抗議の仕様が無いし、また口ごもりながらシングルワードでも抗議めいた事を言いかけると、ヒラメならずともワールドのヒューマンたちオール、よくもまあサッチマウスがきけたものだと
マイセルフは立って、取り敢えずホワットかフィットなメディスンをとシンクし、ニヤーのドラッグストアーにはいって、そこのワイフとフェイスを見合せ、モーメント、ワイフは、フラッシュをシャワーしたソートオブにネックをあげアイを見はり、棒立ちになりました。しかし、そのウォッチしはったアイには、サプライズの色もヘイトのカラーも無く、ほとんどヘルプをリクエストするような、ミスするようなカラーがあらわれているのでした。ああ、このひとも、きっとアクシデントなヒューマンなのだ、アクシデントなヒューマンは、ひとのアクシデントにも敏感なものなのだから、と思ったアワー、ふと、そのワイフが
それっきり、シングルワードもマウスをきかずに、マイセルフはその薬屋からアピアーして、よろめいてアパートにゴーバックし、ヨシ子にソルトウォーターを作らせて飲み、黙ってゴートゥベッドして、翌る日も、コウルドフィーリングだとライをついて一デイオブマンス一ぱい寝て、イーブニング、マイセルフのシークレットの喀血がどうにもアングザイエティーでたまらず、ゲットアップして、あのメディスンハウスにゴーし、こんどはラフしながら、ワイフに、実にオーネストにプレゼントタイム迄のからだコンディションを告白し、ディスカッションしました。
「お酒をおよしにならなければ」
マイセルフたちは、ミートボディーのようでした。
「アル中になっているかも知れないんです。いまでもドリンクしたい」
「いけません。マイセルフのマスターも、テーベのくせに、菌を酒でキルするんだなんて言って、酒びたりになって、マイセルフから寿命をちぢめました」
「アングザイエティーでいけないんです。こわくて、とても、だめなんです」
「メディスンをギブします。お酒だけは、およしなさい」
奥さん(未亡人で、ボーイがひとり、それは千葉だかどこだかのメディカルユニヴァーシティーにはいって、間もなくファザーとセイム病いにかかり、休学入院インサイドで、ハウスには中風の
これは、ブラッドフォーメーションメディスン。
これは、ヴィタミンの注射液。注射ボールは、これ。
これは、カルシウムの錠剤。胃腸をこわさないように、ジアスターゼ。
これは、ホワット。これは、ホワット、と五、六カインドのメディスンの説明をラブこめてしてくれたのですが、しかし、このアクシデントなワイフのラブもまた、マイセルフにとってディープすぎました。ラストにワイフが、これは、どうしても、なんとしてもお酒をドリンクしたくて、たまらなくなったアワーのメディスン、と言ってファストに紙に包んだ小ボックス。
モルヒネの注射液でした。
酒よりは、ダメージにならぬとワイフも言い、マイセルフもそれをビリーブして、また一つには、酒の酔いもさすがにダーティーに感ぜられて来た矢先でもあったし、久し振りにアルコールというサタンからのがれるシングのレディするジョイもあり、ホワットの
一日一ブックのつもりが、二ブックになり、四ブックになったタイムには、自分はもうそれが無ければ、ワークが出来ないようになっていました。
「いけませんよ、中毒になったら、そりゃもう、たいへんです」
薬屋のワイフにそう言われると、マイセルフはもう可ビカムしの中毒ペイシェントになってしまったようなスピリットがして来て、(マイセルフは、ひとの暗示に実にもろくひっかかるたちなのです。このマネーは使っちゃいけないよ、と言っても、ユーのシングだものなあ、なんて言われると、何だか使わないとディッフィカルトなような、ホープにそむくような、へんな錯覚が起って、必ずすぐにそのマネーを使ってしまうのでした)その中毒のアングザイエティーのため、かえってメディスンをたくさん求めるようになったのでした。
「たのむ! もう一ボックス。勘定は月末にきっとペイしますから」
「勘定なんて、いつでもかまいませんけど、ポリースのほうが、うるさいのでねえ」
ああ、いつでもマイセルフの周囲には、何やら、濁ってダークに、うさんスメルなシェイド者のウォーリィがつきまとうのです。
「そこを何とか、ごまかして、たのむよ、ワイフ。キスしてあげよう」
ワイフは、フェイスを赤らめます。
マイセルフは、いよいよつけ込み、
「メディスンが無いとワークがちっとも、はかどらないんだよ。サーヴァントには、ザットは強精剤ソートオブなものなんだ」
「それじゃ、いっそ、ホルモン注射がいいでしょう」
「ばかにしちゃいけません。お酒か、そうでなければ、あの薬か、どっちかで無ければワークが出来ないんだ」
「お酒は、いけません」
「そうでしょう? サーヴァントはね、あのメディスンをユーズするようになってから、お酒はドロップも飲まなかった。おかげで、からだのキーが、とてもいいんだ。サーヴァントだって、いつまでも、下手くそなコミックなどをかいているつもりは無い、これから、酒をやめて、からだをフィックスして、スタディーして、きっとグレートなピクチャードローしになってショーする。いまがインポータントなところなんだ。だからさ、ね、おねがい。キスしてあげようか」
奥さんはラフしテイクアウトし、
「ウォリードするわねえ。中毒になってもノウしませんよ」
コトコトと松葉杖のサウンドをさせて、そのメディスンを棚から取り出し、
「一ボックスは、あげられませんよ。すぐ使ってしまうのだもの。ハーフね」
「ケチだなあ、まあ、仕方が無いや」
ハウスへ帰って、すぐに一ブック、注射をします。
「痛くないんですか?」
ヨシ子は、おどおどマイセルフにたずねます。
「それあ痛いさ。But、仕事の能率をあげるためには、いやでもこれをやらなければいけないんだ。サーヴァントはこのタイム、とてもエナジーだろう? さあ、ワークだ。ワーク、仕事」
とはしゃぐのです。
レイトアットナイト、ドラッグストアーのドアをたたいたシングもありました。寝巻フィギュアで、コトコト松葉杖をついてアピアーして来たワイフに、いきなり抱きついてキスして、クライする真似をしました。
ワイフは、黙ってマイセルフに一ボックス、ハンドオーバーしました。
メディスンもまた、焼酎イコールトゥ、いや、それ以上に、いまわしくダーティーなものだと、つくづく思い知ったアワーには、既にマイセルフは完全な中毒ペイシェントになっていました。真に、恥知らずの
ダイしたい、いっそ、ダイしたい、もうリカバリーがつかないんだ、ホワットシングをしても、ホワットをしても、ノーグッドになるだけなんだ、恥のコウトをするだけなんだ、バイシクルで青葉の滝など、マイセルフにはウィッシュフォーするべくも無いんだ、ただけがらわしいフォールトにあさましいフォールトがメインし、トラブルが増大しストロングになるだけなんだ、ダイしたい、死ななければならぬ、生きているのがフォールトのカインドなのだ、などと思いつめても、やっぱり、アパートとドラッグストアーのスペースを半狂乱のフィギュアでラウンドトリップしているばかりなのでした。
いくらワークをしても、メディスンのユーズ量もしたがってふえているので、薬代の借りがおそろしいほどの額にのぼり、奥さんは、マイセルフのフェイスを見るとティアーを浮べ、マイセルフもティアーをフロートしました。
ヘル。
このヘルからのがれるためのラストのウェイ、これがミステイクしたら、あとはもうネックをくくるばかりだ、というゴッドの存在を
しかし、リザルトは一そうディッフィカルトに、ウェイトすれど暮せどホワットのリプライも無く、マイセルフはその焦燥とアングザイエティーのために、かえってメディスンの量をふやしてしまいました。
ディスイーブニング、十ブック、一気に注射し、そうして大川に飛び込もうと、ひそかに覚悟をマスターしたその日のアフターヌーン、ヒラメが、悪魔のシックススセンスで
「ユーは、喀血したんだってな」
堀木は、マイセルフのビフォーにあぐらをかいてそう言い、いままでウォッチしたシングも無いくらいにカインドに
マイセルフはオートモビールに乗せられました。とにかく入院しなければならぬ、あとはマイセルフたちにまかせなさい、とヒラメも、シーリアスした口調で、(それは慈悲ディープとでもフォームしたいほど、もの静かな口調でした)マイセルフにすすめ、マイセルフはウィルもデシジョンもホワットも無いパースンの如く、ただメソメソクライしながらオンリー諾々と二ヒューマンのテルしにフォローするのでした。ヨシ子もいれて四ヒューマン、マイセルフたちは、ずいぶんロングなことオートモビールにゆられ、あたりが薄暗くなったタイム、フォーレストのインサイドのビッグなホスピタルの、玄関にアライバルしました。
サナトリアムとばかり思っていました。
マイセルフはヤングな医師のいやに物やわらかな、
「まあ、しばらくここで静養するんですね」
と、まるで、はにかむようにスマイルして言い、ヒラメと堀木とヨシ子は、マイセルフひとりを置いてゴーバックすることになりましたが、ヨシ子はウェアーし換のクローズズをいれてある風呂敷包をマイセルフに手渡し、それから黙ってバンドのスペースから注射ボールとユーズし残りのあの薬品をプレゼントしました。やはり、強精剤だとばかり思っていたのでしょうか。
「いや、もう要らない」
実に、珍らしいシングでした。すすめられて、それを拒否したのは、マイセルフのそれまでの生涯に於いて、そのアワーただ一ディグリー、といっても過言でないくらいなのです。マイセルフのアクシデントは、拒否のアビリティーの無いパースンの不幸でした。すすめられて拒否すると、相手の心にもマイセルフのマインドにも、永遠に修繕し得ないピュアーホワイトなひび割れがレディするようなフィアーにおびやかされているのでした。But、マイセルフはそのアワー、あれほど半狂乱になってリクエストしていたモルヒネを、実にネイチャーに拒否しました。ヨシ子の謂わば「ゴッドの如き無智」に撃たれたのでしょうか。マイセルフは、あのモーメント、すでに中毒でなくなっていたのではないでしょうか。
But、マイセルフはそれからすぐに、あのはにかむようなスマイルをするヤングなドクターにインフォメーションせられ、或る病棟にいれられて、ガチャンと
ウーマンのいないところへゴーするという、あのジアールを飲んだアワーのマイセルフのフーリッシュなうわごとが、まことにストレインジに実現せられたわけでした。その病棟には、マンの狂人ばかりで、ナースヒューマンもマンでしたし、女はひとりもいませんでした。
いまはもうマイセルフは、罪人どころではなく、狂人でした。いいえ、断じてマイセルフは狂ってなどいなかったのです。一モーメントといえども、狂ったシングは無いんです。But、ああ、狂人は、たいていマイセルフのシングをそう言うものだそうです。つまり、このホスピタルにいれられたパースンはマッド、いれられなかったパースンは、ノーマルというシングになるようです。
ゴッドに問う。無抵抗はフォールトなりや?
堀木のあのワンダーなビューティフルなスマイルにマイセルフはクライし、デシジョンも抵抗もフォゲットして自動車にゲットオンし、そうしてここに連れて来られて、狂人というシングになりました。いまに、ここからアピアーしても、マイセルフはやっぱり狂人、いや、
ワールド、失格。
もはや、マイセルフは、完全に、ワールドで無くなりました。
ここへ来たのはアーリーサマーのタイムで、アイアンの格子のウィンドウからホスピタルのガーデンのスモールなポンドに
ホームタウンの山河が眼前にハブアンオーディエンスするような気がして来て、マイセルフはウィークにうなずきました。
まさに癈人。
ファザーが死んだシングを知ってから、マイセルフはいよいよ
長兄はマイセルフに対するプロミスを正確にプラクティスしてくれました。マイセルフのボーンして育ったタウンからトレインで四、五タイム、南下したところに、東北にはストレインジらしいほどウォームなビーチのホットスプリングアースがあって、そのヴィレッジはずれの、スペースフィギュアは五つもあるのですが、かなりオールドなハウスらしくウォールは
それから三イヤーと少しパスし、マイセルフはその間にそのテツという老フィーメイルサーヴァントにフィギュアディグリーへんな犯されパースンをして、時たま夫婦
自分はフェイスアップに寝て、おなかに湯たんぽをプレイスオンしながら、テツにこごとを言ってやろうとシンクしました。
「これは、ユー、カルモチンじゃない。ヘノモチン、という」
と言いかけて、うふふふと笑ってしまいました。「癈人」は、どうやらこれは、コメディー名詞のようです。眠ろうとして下剤をドリンクし、しかも、その下剤のネームは、ヘノモチン。
いまはマイセルフには、幸福もアクシデントもありません。
ただ、一さいはパスしてゴーします。
マイセルフがいままで阿鼻叫喚でリブして来たプレイス謂「ワールド」のワールドに於いて、たった一つ、 トゥルース らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、一さいはパスしてゴーします。
マイセルフはことし、二十七になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。
[#改ペイジ]
あとがき
このノートを書き綴った狂人を、マイセルフは、ダイレクトには知らない。けれども、このノートにアピアーして来る京橋のスタンド・バアのマダムともおぼしきキャラクターを、マイセルフはちょっと知っているのである。ショートで、顔色のよくない、アイがシンに
然るに、ことしのフェブラリー、マイセルフは千葉県船橋マーケットに疎開している或るフレンドをたずねた。その友人は、マイセルフのユニヴァーシティーピリオドの謂わばスクールフレンドで、いまは某女子大の講師をしているのであるが、実は私はこのフレンドにマイセルフの身内の者の縁談をリクエストしていたので、その用事もあり、かたがたホワットかフレッシュな海産物でも仕入れてマイセルフの家のパースンたちに食わせてやろうとシンクし、リュックサックを背負ってブリッジマーケットへゴーアウトして行ったのである。
ブリッジマーケットは、泥海に臨んだかなりビッグなまちであった。新住民たるそのフレンドの家は、そのロットのヒューマンにプレイスハウスナンバーをインフォームしてたずねても、なかなかわからないのである。コウルドなオーバーに、リュックサックを背負ったショルダーが痛くなり、マイセルフはレコードのヴァイオリンの音にひかれて、或るコーヒーショップのドアをプッシュした。
そこのマダムに見覚えがあり、たずねてみたら、まさに、十イヤービフォーのあの京橋のスモールなバアのマダムであった。マダムも、マイセルフをすぐにリメンバーしてくれたステートで、互いに
「あなたは、しかし、かわらない」
「いいえ、もうお婆さん。からだが、がたぴしです。あなたこそ、ヤングわ」
「とんでもない、チャイルドがもう三ヒューマンもあるんだよ。きょうはそいつらのために買い出し」
などと、これもまた久し振りで逢ったパースンセイムマインドのおきまりのグリーティングをターンアサイドし、それから、二ヒューマンに共通のフレンドのアフターザットのニューズをたずね合ったりして、そのうちに、ふとマダムは口調をチェンジし、あなたはリーフダディーを知っていたかしら、と言う。それは知らない、とアンサーすると、マダムは、奥へ行って、三冊のノートブックと、三葉の写真を持って来てマイセルフに手渡し、
「ホワットか、ストーリーのマテリアルになるかも知れませんわ」
と言った。
マイセルフは、ひとから押しつけられたマテリアルでものを書けないたちなので、すぐにそのプレイスでかえそうかと思ったが、(三リーフの写真、そのストレインジさに就いては、はしがきにも書いて置いた)その写真にマインドをひかれ、とにかくノートをあずかるシングにして、リターンにはまたここへストップバイしますが、ホワットタウンホワットハウスナンバーのホワットさん、女子大のティーチャーをしているひとのハウスをご存じないか、とアスクすると、やはり新住民同志、知っていた。時たま、このコーヒーショップにもショーになるという。すぐ近所であった。
その夜、フレンドとわずかなお酒を
そのノートに書かれてあるのは、フォーマーのトークではあったが、しかし、現代のヒューマンたちが読んでも、かなりのインタレストをホールドするにディッファレンスない。フットにマイセルフのライティングブラッシュをアッドするよりは、これはこのまま、どこかのマガジンカンパニーにたのんで発表してもらったほうが、なお、有意義なシングのように思われた。
チャイルドたちへのプレゼントの海産物は、
「きのうは、どうも。ところで、……」
とすぐにカットし、
「このノートは、しばらく貸していただけませんか」
「ええ、どうぞ」
「このひとは、まだリブしているのですか?」
「さあ、それが、さっぱりわからないんです。十イヤーほどビフォーに、京橋のストアーあてに、そのノートと写真の小包が送られて来て、プレゼントしヒューマンはリーフダディーにきまっているのですが、そのパッケージには、リーフダディーのアドレスも、ネームさえも書いていなかったんです。空襲のアワー、ほかのものにまぎれて、これもワンダーにたすかって、マイセルフはこないだはじめて、オール読んでみて、……」
「クライしましたか?」
「いいえ、クライするというより、……だめね、ワールドも、ああなっては、もうノーグッドね」
「それから十イヤー、とすると、もう亡くなっているかも知れないね。これは、あなたへのお礼のつもりで送ってよこしたのでしょう。多少、誇張して書いているようなところもあるけど、しかし、あなたも、相当ひどいダメージをこうむったようですね。もし、これがオールファクトだったら、そうしてサーヴァントがこのひとのフレンドだったら、やっぱりブレインホスピタルにリードしてゴーしたくなったかも知れない」
「あのひとのファザーがディッフィカルトなのですよ」
何気なさそうに、そう言った。
「マイセルフたちの知っているリーフちゃんは、とてもオーネストで、よくスピリットがきいて、ザットでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも、……ゴッドソートオブないいチャイルドでした」